商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2022/05/27 |
JAN | 9784093866453 |
- 書籍
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宙ごはん
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宙ごはん
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商品レビュー
4.4
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普通の家族のカタチ。 普通の家族のカタチって? 寂しく甘えられない幼少期を過ごした宙。理解できない自分の家庭環境に様々な葛藤を覚えながら、母の後輩の恭弘を父親のように信頼していく。 育つ環境は自分で選べなくて、厳しく辛い支配の中生き抜く術を学んで行く。それは母の花野も同じだった...
普通の家族のカタチ。 普通の家族のカタチって? 寂しく甘えられない幼少期を過ごした宙。理解できない自分の家庭環境に様々な葛藤を覚えながら、母の後輩の恭弘を父親のように信頼していく。 育つ環境は自分で選べなくて、厳しく辛い支配の中生き抜く術を学んで行く。それは母の花野も同じだった。 破天荒で子供の可愛がり方愛し方が分からない花野。 自分の事しか考えられなかった花野が宙との暮らしの中、最終章で苦しんでいる親子に手を差し伸べ守るそれが恭弘の生き様の継承である事、宙と共に人間としての成長を遂げている事に感動した。 物語のキーとなるごはん。 料理は食べさせるその人を最大限に想って完成していく。 温かいごはんは、その人の胃も心も温かく包み込んで幸せな場所へと連れて行ってくれる。恭弘の想いを宙が繋ぐことで胸がすっとした。 辛い現実を生きる人々が登場する中で、皆が前を向いて進んで行く逞しさが清々しい読了感だった。
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宙には2人の母親がいた。母らしくない花野と一緒に暮らすことになり馴染むことができなかった時に花野の後輩佐伯ことやっちゃんの料理に救われた。ふわふわのパンケーキ。「オレは、花野さんに次の山の頂を見せるために一緒に山を登ってたのかな。花野さんを導けたのかな」「せめてしんどいとにはしんどいと言ってくれ」傷心の花野と宙にきのこのポタージュ。宙が大人になっていくにつれ、与えてもらった愛情を他人にバトンしていくところも素敵だった。「塗り重ねられた苦しみを一枚一枚剥がし終わって初めて本当の自分になれるんだ」温かかった。
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複雑な家庭環境で育った人たちが出て来る作品。 「食べることは生きること」という言葉をよく聞くが、まさにそう思った。自分の身体が喜ぶ食事が心身ともに大事なのかもしれない。 やっちゃんのような、人のために行動出来る人になりたい。自己満足な助けじゃなくて、その人が本当の意味で救われる...
複雑な家庭環境で育った人たちが出て来る作品。 「食べることは生きること」という言葉をよく聞くが、まさにそう思った。自分の身体が喜ぶ食事が心身ともに大事なのかもしれない。 やっちゃんのような、人のために行動出来る人になりたい。自己満足な助けじゃなくて、その人が本当の意味で救われるようなことが出来る人間に。
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