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かか 河出文庫
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かか 河出文庫

宇佐見りん(著者)

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かか 河出文庫

594

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/04/27
JAN 9784309418803

かか

¥594

商品レビュー

3.5

105件のお客様レビュー

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2024/09/07

家庭環境によって、アダルトチルドレンを生んでしまうと感じざるを得ない作品。でもずっしり重い訳ではなく、文体のせいか、どこか主人公はふわふわ浮いてる神秘的な人間のように感じる。

Posted by ブクログ

2024/08/23

【2024年168冊目】 かかの痛みはうーちゃんの痛みなんよ――父親が他に女を作って出ていってから、母はおかしくなってしまった。かかは、自分が愛されて生まれた子ではないと思っていた、だからととを求めていたのに、そのととはかかを置いていった。うーちゃんは思う、かかを生み直ししたいと...

【2024年168冊目】 かかの痛みはうーちゃんの痛みなんよ――父親が他に女を作って出ていってから、母はおかしくなってしまった。かかは、自分が愛されて生まれた子ではないと思っていた、だからととを求めていたのに、そのととはかかを置いていった。うーちゃんは思う、かかを生み直ししたいと。 デビュー作として考えると、末恐ろしい作品なのですが、いかんせん訛りが強い文体(あえてだとは思います)なので、なかなかすんなり世界観に溶け込めず、私はちょっと苦労しました。うーちゃんが何歳なんやろと思ってたら19歳で「いや待って、19歳で自らをうーちゃん呼び???」と思ってから余計難しかったです。 うーちゃんの言葉で複雑な心理とか家庭環境とかは語られるんですが、やはりすんなりとは入ってこず、最後まで遠いところから眺めているような心地で読了しました。もう一作の三十一日のほうが好きだったかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/08/07

『かか』は何度も読み返していますが、その都度、感じるものが違い、新しい発見、物の見方を抱きます。うーちゃんの、かか(母親)への愛憎ゆえの感情の揺れがヒリヒリと突き刺さる。うーちゃんの痛みを私自身も読みながら共有しているような気分になりました。  今日、上の方と話す機会があり『かか...

『かか』は何度も読み返していますが、その都度、感じるものが違い、新しい発見、物の見方を抱きます。うーちゃんの、かか(母親)への愛憎ゆえの感情の揺れがヒリヒリと突き刺さる。うーちゃんの痛みを私自身も読みながら共有しているような気分になりました。  今日、上の方と話す機会があり『かか』について熱く語ってきたのですが、私が何を言っても陳腐な言葉にしかならず「とにかく読んで」という感じでした。 宇佐見さんは文藝賞を受賞した時から追っていて、これからも楽しみな作家さんです。 (再読)読書会課題本につき再読。冒頭の金魚のシーンから鮮やかでありながらどろどろとした赤いものが頭に浮かび離れない。改めて読み、女性性が強く生々しい作品だなと感じた。

Posted by ブクログ

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