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かか 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2022/04/27 |
| JAN | 9784309418803 |

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商品レビュー
3.5
140件のお客様レビュー
「推し、燃ゆ」のじわじわしみて来る文体に押されて、デビュー作を読んでみた。 10代で書かれたという驚異の新文学。 世代の違いをまざまざと感じながら、それでもなにか身に迫ってくる娘(うーちゃん)と狂っていく母親(かか)との切り離せない愛情の物語と思えば、世代を超えた心情がよくわかっ...
「推し、燃ゆ」のじわじわしみて来る文体に押されて、デビュー作を読んでみた。 10代で書かれたという驚異の新文学。 世代の違いをまざまざと感じながら、それでもなにか身に迫ってくる娘(うーちゃん)と狂っていく母親(かか)との切り離せない愛情の物語と思えば、世代を超えた心情がよくわかってくる。 「かか」の手術前日に家を出て熊野に詣でる旅に出る。冒頭近く かかはとある手術を翌日に控えていました。旅の出発日は入院日でもありました。それを放り出して旅を計画したうーちゃんをおまいは決してなじることはありませんでしたが、なんでそいなタイミングでうーちゃんがひとり旅立ってしまったかおまいにはよく把握できていなかったはずです。 みっくん、うーちゃんはね、かかを産みたかった。かかをにんしんしたかったんよ。 ここに至るうーちゃんとかかとの生活。ととが浮気をして家を出てしまったことや、同居することになったババから、かわいがっていた姉が亡くなったとき姉が一人で寂しいだろうとつぎにかかを産んだのだと言われ、それらがかかの深い心の傷になっていることで深酒や自傷行為を繰り返してきたこと。 その度にうーちゃんも深く傷ついていたこと。かかがうーちゃんを抱きしめて「エンジェル」と呼んでいたこと。 そういった荒れた日常で成績が良かったウーちゃんの気持ちが乱れ、とうとう受験に失敗して浪人生活になる。 こんな家庭に生まれついたという愚痴ではない。かかとの暮らしで同じように傷ついて苦しむうーちゃんが自分を持てあまし、かかも自分を持て余して乱れた暮らしの中にある孤独感を二人とも同じように持て余している、それがかか弁という独特の方言を混ぜた日常語で綿々と語られる。 スマホを使いこなすZ世代特有のSMSを使った気持ちのはけ口も、ついにそれまでいらなくなるほど決心は強い。泥だらけでたどり着いた雨の日、熊野の滝の水煙もうーちゃんは癒されることがなかった。 こんな暮らしは想像はつくけれど、乱れて汚れた暮らしは少しおぞましい語り口ながら、親子の結びつきがうーちゃんの言葉でつづられる粘性の強い作品は驚異的に深いものだった。 うーちゃんが全身で浸ってしまっているその重さから熊野詣でに出たことも、まず手術に失敗はしないだろうと思われるかかの病名であったことも、ついにうーちゃんがかかを熊野に無事産み落としただろう結末は何かほの明るかった。 最後に短編 「三十一日」 どちらかと言えばこの方は清々しくこの作家の力を感じた。 ペットの墓を訪ねる道の途中で止めてあった赤い自転車が倒れる。散らばった籠の荷物を一緒に拾った女とのわずかな会話や風景やにわか雨が潤した風景が美しい。 風が吹く。木立の葉の裏、自動車のホイール、遊具の手摺、家屋の外壁に走るパイプ、雨水の引ききらない路面、街中に埋まった銀色が風に吹かれて目覚めてゆくように光る。 犬を拾って育てたこと、犬が死んだこと。 彼女の中にある喪失感は 耐え難い哀しみが頭蓋骨に深い裂け目をつくり黒い穴をのぞかせる。理不尽な一瞬にあらがえるものなど本当はこの世には何一つないと尚子は思った。 …… 終わる。終わっていく。戻ってはこない。なにひとつ取り返しがつかない。
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この人やっぱり天才だよなぁ。 描かれている苦悩はあまり自分に近くない環境で共感しづらいものだったけど、それでも文章の持つ力強さが凄くて、ぶん殴られてる感じがした。 特にかかを「にんしんしたかった」わけが分かるときの、改行が一切入らない語りは圧倒された。 個人的には最後SNSに絡め...
この人やっぱり天才だよなぁ。 描かれている苦悩はあまり自分に近くない環境で共感しづらいものだったけど、それでも文章の持つ力強さが凄くて、ぶん殴られてる感じがした。 特にかかを「にんしんしたかった」わけが分かるときの、改行が一切入らない語りは圧倒された。 個人的には最後SNSに絡めるところはいらなかったというか、かかの話で完結して欲しかったとは思ってしまう。
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最初の語り口調が独特なので好き嫌いというか読みづらさを感じるかも。途中までは読みづらかったですが最後にはこの口調じゃなかったら駄目なんだなと感じた。 母と娘特有の繋がりや共依存を感じた。
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