商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2021/11/16 |
| JAN | 9784480815620 |
- 書籍
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ヘルシンキ生活の練習
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ヘルシンキ生活の練習
¥1,980
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商品レビュー
4.1
81件のお客様レビュー
・一度作ったら消すことも逃げることもできない家族をつくることに”怖さ”のような感情があることが少子化の理由の一つかもしれない。 ・著者の伯母は日本語の文字が書けないことの悔しさに自殺しようと思ったという。「銭湯に行く」とうそをついて識字教室に通う女性たちもいた。自国では自国語を自...
・一度作ったら消すことも逃げることもできない家族をつくることに”怖さ”のような感情があることが少子化の理由の一つかもしれない。 ・著者の伯母は日本語の文字が書けないことの悔しさに自殺しようと思ったという。「銭湯に行く」とうそをついて識字教室に通う女性たちもいた。自国では自国語を自在に操っても、たとえ本を読むのが好きでも、移民した国で言葉が分からなければ、ただ無力なのだと心の底から知ったのか、と考えると、言葉が分からないところからやり直すタイプの外国生活の言語習得のありかたが外国語学習の最適解なのかもしれない。同時に、移民受け入れ国側の個人も政府も、移民に対する解像度の限界があることに気づかされる。 ・著者の祖母が隣の学校の祖父から恋文をもらって灯火管制の中駿府城の周りをデートしたとき、曽祖父は祖母の相手を見に跡をつけたらしい ・終戦して、ある家がチャイコフスキーの『悲愴』のレコードを道に向けて流しているのを聞いて涙を流した著者の祖父は、「自分の被害さえ理解できないやつらに加害なんてわかるわけねえずら」「加害ってえのは、痛くねえから頭使わねえとわからねえのよ」と娘に言い、借りた蓄音機で買った『悲愴』のレコードを擦り切れるまで聞いた。戦中自分をリンチした将校をある日バスで見つけて声をかけ、バスから降ろしてめちゃくちゃに殴り、弱くてみじめな奴だったと娘に言った。
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当たり前だけど日本の常識が世界の常識ってことではないってことだよね、それに気づくためにも海外にたくさん行きたいなと思った
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めちゃくちゃ良い読書体験だった。 ネットなどで目にするフィンランドについて書かれた文章の多くは、理想郷のように扱うか、「いや別に良くないし、実際はこんなもんだし」とちょっと腐すようなテンションか、に分かれがちな印象があって、そのどちらにも微妙な感情を抱いていたけど、この本はそのど...
めちゃくちゃ良い読書体験だった。 ネットなどで目にするフィンランドについて書かれた文章の多くは、理想郷のように扱うか、「いや別に良くないし、実際はこんなもんだし」とちょっと腐すようなテンションか、に分かれがちな印象があって、そのどちらにも微妙な感情を抱いていたけど、この本はそのどちらでもなく、ただそこにある生活を、その違いを、わりかし淡々と、実感をともなって綴っている。それがまず読んでいて心地良い。 それだけじゃなく、その綴りには、著者のバックグラウンドやおそらく専攻にも根差した豊かで鋭い視点が含まれていて、読み応えがすごくあるし、ただそこに生活がある(と捉えている)からこそ、フィンランド以前の自身の生活史とあらゆる角度から接続していくんだと思った。 日本について知らないこと(知らないままでいられていること)を勉強してからフィンランドに行こうと思った。静かに、確かに渡航が楽しみになる一冊だった。
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