商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2021/11/16 |
JAN | 9784334792657 |
- 書籍
- 文庫
平場の月
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商品レビュー
3.9
68件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
静かに人を思う大人の恋愛。 寂しいから、辛いからとすぐに人に寄りかからない2人のなかなか進まない感じも、50代の大人同士ならでは。 結末が分かって始まってるのに胸がきゅうきゅうと苦しくて切ない。でもどこか暖かくてとても良かった。 人は誰でもいつか死ぬ。そんな当たり前のことをあらためて考えずにはいられない。 安易にドラマチックな展開にしないのも良し。もう一冊読んでみたくなる作家さんでした。
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胃の検査の為に行った病院の売店で中学の同級生で当時ちょっと気になる存在だった須藤と再会した青砥。互いに離婚や死別を経験し今は独り身の50歳。 焼き鳥屋さんで久々に飲んでる時の会話がいかにも地元に帰ってきた同級生同士て感じ。最初はぎこちなくて、でも同級生の話になると一気にその当時...
胃の検査の為に行った病院の売店で中学の同級生で当時ちょっと気になる存在だった須藤と再会した青砥。互いに離婚や死別を経験し今は独り身の50歳。 焼き鳥屋さんで久々に飲んでる時の会話がいかにも地元に帰ってきた同級生同士て感じ。最初はぎこちなくて、でも同級生の話になると一気にその当時に戻ってしまい、そのうちお互いにこれまで経験して来たあれこれを話してるとそんな苦労があったのか…なんて空白を埋めていくような…。 須藤が進行性の大腸癌だと発覚してからの青砥はすごく優しかった。「須藤一緒にならないか?」と言われて「それ言っちゃあかんやつ」と答えた須藤の気持ちはわからないでもないけど切ないな〜。きっとね、また1人ぼっちにさせてしまうかもしれないって思ったんだよね(泣) でも青砥はそこまで状態が悪いと思ってないからひたすら須藤を待ってるわけで…。そんな青砥にも泣けてしまって…。 2人とは年齢も近いし、出てくる場所もすぐ近く。なので何だか自分の同級生の切ない恋物語を見ているようでした。
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大人のそれぞれに歴史のある同級生2人のひっそりとしただけどしっかりとした恋。 いい感じで、お互いを気遣っていた。 ほのぼのいい本だった。
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