商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/09/24 |
JAN | 9784041117965 |
- 書籍
- 書籍
君の顔では泣けない
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
君の顔では泣けない
¥1,760
在庫あり
商品レビュー
3.9
138件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
男女入れ替わりはよくある設定だが、半永久的に戻れなくなるといのは新しく面白い視点だと思った。 思わず泣いてしまったのは、弟の禄が兄が変わったと独白するシーン。もし自分が誰かと入れ替わった時、気付いてくれる人はいるかと考えてしまった。 《お互い奪いながら生きていく》という言葉が切なく記憶に残っている。 水村と坂平が恋愛関係にならないのもリアルでよかった。2人には戦友という言葉が似合うのではないだろうか。 坂平からすれば、水村は冷静に状況を受け入れているように見えていたが、男性と付き合ったり、元の父親の「実の子のように思っている」という発言に動揺していた所を見ると、水村にも相応の葛藤があるように感じた。 水村目線の短編なんがあればぜひ読んでみたい。
Posted by
水村は運命を受け入れ泰然と過ごしていった、に対して、坂平はずっと葛藤を持ち続け女々しい女を生きている。がファンタジーっぽくならず、肉身や自分の大切なものを生きながら失うことの過酷な状況に向き合う心の葛藤を描いている
Posted by
タイトルと装画から受けたイメージとは全く違って、切ない物語だった。 よくある入れ替わりものと思いきや、15年間も入れ替わったままだなんて。 辻村深月さんの選評にあるように、このとんでもない状況を受け入れていく過程が、確かに読者を励ましてくれるようにも感じられた。 もし入れ替わっ...
タイトルと装画から受けたイメージとは全く違って、切ない物語だった。 よくある入れ替わりものと思いきや、15年間も入れ替わったままだなんて。 辻村深月さんの選評にあるように、このとんでもない状況を受け入れていく過程が、確かに読者を励ましてくれるようにも感じられた。 もし入れ替わってしまうとしたら、女→男か男→女のどっちがましかなと想像したけど、読んでいるうちに男→女の方が断然キツイんじゃないかなという気がした。入れ替わった後に妊娠〜出産した陸はすごいわ。
Posted by