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漂流物・武蔵丸 中公文庫
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漂流物・武蔵丸 中公文庫

車谷長吉(著者)

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漂流物・武蔵丸 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2021/08/20
JAN 9784122070943

漂流物・武蔵丸

¥990

商品レビュー

4.5

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2026/01/01

[業深き人間ドラマ 私小説の極北]と記す帯、播州人には元々己を飾らない気質が強いが、車谷長吉はその最たる人物だろう。母親の一人語りの形をとった『抜髪』は、「ええことおしえちゃる」「あんた阿保(あほん)になっとんなえ。ぼけになっとんなえ」「じきに人のおだてに乗る。口車に乗せられる。...

[業深き人間ドラマ 私小説の極北]と記す帯、播州人には元々己を飾らない気質が強いが、車谷長吉はその最たる人物だろう。母親の一人語りの形をとった『抜髪』は、「ええことおしえちゃる」「あんた阿保(あほん)になっとんなえ。ぼけになっとんなえ」「じきに人のおだてに乗る。口車に乗せられる。阿保や」など播州弁の独特の味わいがある。『直木賞受賞修羅日乗』も面白い。妻・高橋順子の巻末エッセイ『けったいな連れ合い』からは長吉の生の姿が覗える。

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2024/11/09

帯に「私小説の極北」とあるが、この短編集に収められているのは必ずしも私小説だけではない。母親の語りが続く「抜髪」、料理人時代の同僚が語る「漂流物」、直木賞受賞時の日記など、バラエティに富んだ構成で著者の作品の幅が楽しめる。 「漂流物」として世捨て人を目指して生きてきた著者ではある...

帯に「私小説の極北」とあるが、この短編集に収められているのは必ずしも私小説だけではない。母親の語りが続く「抜髪」、料理人時代の同僚が語る「漂流物」、直木賞受賞時の日記など、バラエティに富んだ構成で著者の作品の幅が楽しめる。 「漂流物」として世捨て人を目指して生きてきた著者ではあるが、本書で語られる様々な文学賞(非)受賞の顛末などを知ると、あえて俗物性を全開に自身を戯画化していて、そうした所こそ自分の肉を切ってこその小説であるとの持論が徹底されている。まさに「最後の文士」とも呼ぶべき作家である。

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2023/09/04

「粋やの。」 『漂流物』もすさまじいエネルギーだけど、『武蔵丸』が一番好きかも 2026/02/08 『狂』、『変』 先日行ったバーで、マスターから良い言葉を聞いた。 「人生全て私事」 公とはなんだと言われていた。「これで俺の人生は終わったと思った」感覚は、今俺も持っていて、...

「粋やの。」 『漂流物』もすさまじいエネルギーだけど、『武蔵丸』が一番好きかも 2026/02/08 『狂』、『変』 先日行ったバーで、マスターから良い言葉を聞いた。 「人生全て私事」 公とはなんだと言われていた。「これで俺の人生は終わったと思った」感覚は、今俺も持っていて、公となる感覚。 さてどうしよう。俺の中の配膳を。

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