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「論理的思考」の社会的構築
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「論理的思考」の社会的構築
¥4,620
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商品レビュー
4.8
5件のお客様レビュー
フランス式の学校教育で実践されるディセルタシオンの分析をもとにして、フランスにおいて何が論理的であるとされているのかを学術的に分析した一冊。
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アメリカ・フランス・イラン・日本の4パターンの論理的思考を比較した本。特にフランスのディセルタシオンから得られることは多そうだ。
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ビジネスでよくいわれる「論理的思考」というものを相対化できる良書。結論を冒頭に持ち出し、それを補強する材料を続けていくのが正しいという風潮、特にタイムパフォーマンス(タイパ)重視の傾向が強まる中で、フランスでの「論理的思考」はアンチテーゼとしてとても重要だと感じた。 ドイツに暮...
ビジネスでよくいわれる「論理的思考」というものを相対化できる良書。結論を冒頭に持ち出し、それを補強する材料を続けていくのが正しいという風潮、特にタイムパフォーマンス(タイパ)重視の傾向が強まる中で、フランスでの「論理的思考」はアンチテーゼとしてとても重要だと感じた。 ドイツに暮らしたこともあるが、隣国フランス、大陸欧州の教育は学ぶ点は多い。目先の結論に飛びつくのではなく、小さいころから人間の人間たるゆえんをたたき込む。よき共和国民を育てるため(しかもフランス革命を相対化する)、ナチスドイツの再現をさせないため。それがまどろっこしい表現になったりもして、母語話者以外からするとハードルだったりするのだが(苦笑) いずれにしてもSNSなどで本来的な論理的思考に触れる機会が減っている中、このアプローチは参考にしていきたい。同じ著者の「論理的思考とは何か」(岩波新書)というシンプルなタイトルも買ったのだが、これはアメリカ、フランス、日本、イランの4領域で論理的な思考を論じた本のようだ。こちらもこれから読むことにする。楽しみ。
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