商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2021/07/13 |
JAN | 9784087717693 |
- 書籍
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水たまりで息をする
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水たまりで息をする
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商品レビュー
3.5
173件のお客様レビュー
え?で、だんなはどうなった? 謎を残したままのフィナーレ 時に風呂に入らないくらいなんて事ないと思い 時に離婚するのが妥当だろうと思う衣津実のうつろう気持ちが 幼い頃に彼女が捨てた魚のエピソードとリンクするようで静かに切迫していく怖さがあった 余談だが、高齢の母もなんだかんだと理...
え?で、だんなはどうなった? 謎を残したままのフィナーレ 時に風呂に入らないくらいなんて事ないと思い 時に離婚するのが妥当だろうと思う衣津実のうつろう気持ちが 幼い頃に彼女が捨てた魚のエピソードとリンクするようで静かに切迫していく怖さがあった 余談だが、高齢の母もなんだかんだと理由をつけて冬場の入浴が極端に減った 極端に、のレベル ヤバい、のレベル 境界がどこかは分からないけれど
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136p 『ここにおったら死んでしまうね』 結局夫に怒った原因が明確に理解できず。 でも、妻もそんな夫を見捨てないんだよなぁ。 私にできるかな、と考えたけど複雑。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何か引っかかり2回読みました 共依存の夫婦 狂っていく夫に自身も崩れそうになりながら(狂っていないことを確認しながら)横にいる妻 だいたい三人称で時々一人称 妻の内省が主なので私は一人称にしたほうが良かったのではと感じた 人称は純文学であるある問題なようです(意図がある) 謎1 夫の父親が全く出てこない 父子性を除いて描きたかった? 謎2 夫の職場から妻に全くコンタクトがなく、しばらく経ってから夫の母親へ電話 もう三十代半ば 別に暮らしている母親へ連絡はないと思う。会社の対応も個人レベルではないので調べて妻に連絡するはず。私見ですが 夫は愛情から「妻だけには話さないでほしい」と言っていたのではと推察 東京と地方も上手く描かれていて それぞれの母親の対応も違いが出ていた あたふたするだけの夫の母親だか 妻の母親は同じように驚くものの 知り合いで同じようにお風呂に入れなくなった人の話が出てきて 帰り際「またいつでも帰って来ていいんだからね」これに頷く夫 最初 メンタルが弱っている時は 長い移動はしんどいし 知り合いがいないどこか関東近郊の川にすればいいのでは?また夫が妻の母親に車の運転をお願いする場面に?と感じた 私自身や私の主人もお互い相手の親族の方が気を使う メンタルが弱っている時そしてこの状況はよりしんどいのではと… もちろん川の水の体験が圧倒的に良かったのだが 妻の母親から同じ症状の人のエピソード等を聞くことも良かったのでは(ここも推察です) 他にも惹きつけるいい文章が沢山ありました 2作品目ですが高瀬準子さんの作品は次も期待が大きいです でも読書中はずっとすれた臭いのするしんどい話でした(笑) 第165回芥川賞候補作
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