水たまりで息をする の商品レビュー
読んで間違いはなかった 落ちるとこまで落ちたことある人には分かる どんなに辛くても結局はどうにかなっちゃう。ってやつだね なんだかんだ人間って生き延びれちゃうんだよね 読んでそういえばそうだなと落ちた時のことを思い出した。
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ある意味、ホラー 何ヶ月もお風呂入らないなんてー! いやいや…無理やわ 美容院行った日に髪の毛洗わずに寝る それだけでも次の日の午後には 髪の毛洗いたくなる私には無理やわ 読みながら、ずっと不快感が… 色んなことに割と 「いいんじゃない。人それぞれやん」 と思えるけど「風呂入らん」は無理やった 義母がまるで悪い人みたく書かれてたけど 「いや、義母の反応が普通っしょ」と思う でも移住を決めた時 坊主にした時は 拍手もんやった でも、でも夫の気持ちがずっと分からず、 愛があるのかも分からず 最後はあんな感じで終わり モヤモヤした でも←でもが異常に多いな こんだけ感想書けるということは かなりインパクトあったんやと思う サイコパスや連続殺人みたいな本より ゾワゾワしたわ 新井素子さんの「おしまいの日」を 思い出した
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結婚している⾐津実の夫が突然、風呂に入らなくなる。 理由もよくわからず、しまいに夫は外にでて雨に打たれる開放感に身を任せていく... どうやら夫は飲み会でふざけて、後輩に水をかけられたらしく、それ以来、水がダメらしい... なぜそれが風呂に入らないことに繋がるのか、理由は最後ま...
結婚している⾐津実の夫が突然、風呂に入らなくなる。 理由もよくわからず、しまいに夫は外にでて雨に打たれる開放感に身を任せていく... どうやら夫は飲み会でふざけて、後輩に水をかけられたらしく、それ以来、水がダメらしい... なぜそれが風呂に入らないことに繋がるのか、理由は最後までこの小説ははっきりさせない。 しかし、それを軸に妻である⾐津実の主観で自分の生い立ちや気持ちをこの小説は語っていく。 ⾐津実は幼少期に母が父に「もうつらい」と嘆いてると、父が「おまえはそんなに弱くない」と我慢を強いられる場面をフラッシュバックさせる。 その幼少期のせいか妻は会社を辞めてしまう夫に対し内心では「夫の弱さが許せない」と怒る自分に気づく。 妻は職場と地元のセクハラや義母の嫌味に耐えているのに、どうして夫は仕事を辞めてしまうのか...と。 それは「おいしいごはんが食べられるますように」の二谷と押尾が残業で耐えているのに、か弱く守られて、定時帰宅してしまう芦川に対する怒りと同じだ。 私たちは耐えているのに、どうしてあなたも耐えられないの?という風に。 高瀬隼子「ふたえ」は女性主人公の父が突然、整形をしだす話である。 娘は理由を聞くが、父は「したいから」としか言わない。 娘は父に対して心の中で「どうしてこんなおじさんが整形する必要があるのか?」と怒る。 父は単身赴任してから、ほとんど家庭に帰ることなく、仕事をやってきたらしい。 「おいしいごはんが〜」の押尾と二谷や 「水たまりで〜」の⾐津実などの自分を押し殺した末路は「ふたえ」や風呂に入らず雨に打たれる夫のような、客観的に見たら狂気に見える彼らなのではないか。 「水たまりで息をする」の金魚は印象的だ。 ⾐津実が幼少期に飼っていた金魚は世話もろくにされないのに、しぶとく生きてしまう。 彼女が上京する際に金魚を捨てるように言われるが、海と川の境目あたりにボウルに入れた金魚を放置して立ち去る。 これは彼女が自分で世話も捨てることも決められない性格を表している。 彼女が自分の意思ではなく、就職した方がいいから就職し、結婚した方がいいから結婚したように。 金魚は雑に世話されても持ち堪えてしまっていた。それは社会で⾐津実と夫が持ち堪えてしまった象徴のように読める。
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この人の本2冊目だけど読みやすい上に、共感できる感覚や言い回しがたびたびあって好き 読後かなりもやもや考え込んだけど、うまく感想は書けない 細かい場面だと、移住のくだりで、夫には彼女の人生くらい強制する気持ちでいてほしかった、私ばかりが夫と二人で生きていくのだと決めているみたいでそれが悲しいってあたりが、ちゃんと愛なんじゃないかなあと感じた
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「風呂キャンセル界隈!?」というような紹介がされているのをどこがで見た気がする1冊。 お風呂に入らないことで起きる研志の体の変化の描写にはゾワゾワしたし、その生活をずるずる続けていく衣津美もやはり病んでいるんじゃないかなと思ってしまう。 大雨の日、研志がいなくなってホッとして読み終わることができた。 しっかり気持ち悪いのに嫌悪感は感じないのが不思議だった。
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においの描写が巧みすぎる。読んでて辛かった。いい意味で。パートナーが急にお風呂に入らなくなったら、いやだなあ。でもいざその時になったら、わたしはどれだけ強く言えるのだろう。なんかの病気と言えるものがあるわけではないけど、確実にお風呂を嫌がっているのだ。そして、仕事や友人を全て投げ打って、ついていくことができるだろうか。見捨てない理由は、言葉にできないだけかもしれないし、理由なんてどこにもないのかもしれない。 102ページの、「自分の決断や思考に、あとから気付くことがある。」あたりの文章がとても好きだった。
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やっぱり高瀬隼子さんの文章や雰囲気が好きだ〜〜〜と思って噛み締めながら読んだ 主人公の、頭の中でぐるぐる考える性格が自分と重なって、勝手に分かり合えたような気持ちにもなった 終盤の急展開にはめちゃくちゃびっくりした! 最後も、主人公の幼少期とシチュエーションが重なりつつ魚を生かす場所が水槽じゃなくお風呂なのが、形容できない気持ちにさせられた はじめての読後感!
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なんだか最後に急展開。 なんか悲しいような最後に自由?と言うか主人公の肩の荷が降りたような柔らかくなったような感じがした。それまでの内容が夫が風呂に入らなくなったこと以外普通の淡々とした日常を覗いた感じだったのでリアルで、ぜ現実見のある感じで退屈だったけどその対比なのか余計引き込...
なんだか最後に急展開。 なんか悲しいような最後に自由?と言うか主人公の肩の荷が降りたような柔らかくなったような感じがした。それまでの内容が夫が風呂に入らなくなったこと以外普通の淡々とした日常を覗いた感じだったのでリアルで、ぜ現実見のある感じで退屈だったけどその対比なのか余計引き込まれた。最後まで読んでよかった。
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『おいしいごはんが食べられますように』に続き、高瀬さんの2作目を読了。 都会の川と田舎の川の対比や、かつて飼っていた魚「台風ちゃん」のエピソードが、この物語全体に重く湿った空気をまとわせていて、読み終えたあとも、頭の中にはどこまでも澱んだ川が静かに流れ続けているような情景が残り...
『おいしいごはんが食べられますように』に続き、高瀬さんの2作目を読了。 都会の川と田舎の川の対比や、かつて飼っていた魚「台風ちゃん」のエピソードが、この物語全体に重く湿った空気をまとわせていて、読み終えたあとも、頭の中にはどこまでも澱んだ川が静かに流れ続けているような情景が残りました。 主人公の、人には言えない、言うほどのものでもない、あるいは言葉にしてはいけないのかもしれない感情。その在り方に、共感や同情という言葉とは少し違う形で、思わずうなずかされてしまう瞬間が何度もありました。いたたまれなさに胸が苦しくなる一方で、こういう感触を求めて小説を読んでしまう自分も確かにいて、読書でしか味わえない心の濁りのようなものを、久しぶりに深く感じられたことが嬉しかったです。 また、〈自分はこう感じている〉という思いを、どこかで諦観してしまっているもう一人の自分の存在を、以前読んだ『おいしいごはんが食べられますように』のときと同じように、見透かされている気がしました。読み手であるこちらの汚い部分までが、まるで白日の下にさらされているかのようで居心地が悪くなるのに、同時に「見透かされたかったんだ」と安堵している自分もいて、その相反する感情が交錯しました。 高瀬さんの本は感想を書くのがとても難しいのですが、こうして簡単にはまとめきれない本を読んだときほど、そのときの感情を言葉にして残しておきたいと思ったので記録として書きました。 久々にゆっくり読書ができ、やっぱり小説はいいなあ、と改めて思わせて下さいました。
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水道水が臭い気がする…といって 夫がお風呂に入らなくなった とは なかなか面白そうなストーリー! …と手に取ったけど これは 大なり小なりどこの家庭にも起こりうるのでは… 例えば私の家族は 魚が臭くて食べられないという 母は飼い犬が臭いのに それが通常になっているから 鼻が...
水道水が臭い気がする…といって 夫がお風呂に入らなくなった とは なかなか面白そうなストーリー! …と手に取ったけど これは 大なり小なりどこの家庭にも起こりうるのでは… 例えば私の家族は 魚が臭くて食べられないという 母は飼い犬が臭いのに それが通常になっているから 鼻がバカになっててにおいなんてしないという 一度気になったら もうダメになっちゃうのが におい カルキ臭が気にならないわけではないけど 「水」というものにそういう意識を持ったことがなかった これは水が豊かな日本だからなのか 衛生的に心配な外国の水は絶対飲まないわけだし でも浴びるとなると… 気にしたことがなかった… 家族がここまでの拒否反応起こしたら どうしたらいいんだろう この妻のように寄り添えるだろうか イライラムカムカせずに それとも 義母の言うように病院に 引きずってでも連れて行くべきだろうか そう考えると 近くに川があるっていう田舎生活は 理想的かもしれないなあ (川の水がじゃあ衛生的かとは思うが) 家の外の人からは 少しのにおいでもわかってしまうから 映画「パラサイト」のように
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