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貝に続く場所にて
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貝に続く場所にて

石沢麻依(著者)

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貝に続く場所にて

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/07/09
JAN 9784065241882

貝に続く場所にて

¥1,540

商品レビュー

3.2

115件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 記憶と時間の重なり
  • 行方不明者の探求
  • コロナ禍の異国情景
  • 震災の記憶と痛み
  • 静謐な祈りの物語
  • 大人の人文学的傑作
  • 友人との再会の葛藤
  • 幻想的な設定と歴史
  • 聖人たちの痛みの記憶
  • 内面の深層を掘り下げる

記憶と時間の重なりを通して、震災やコロナ禍の影響を描いた物語が展開されます。行方不明の友人との再会を通じて、著者は生者と死者の距離感、そして記憶の痛みを探求します。幻想的な設定の中で、聖人たちや歴史的人物が登場し、彼らの持つ痛みの記憶が行方不明者の存在と絡み合います。冷静かつ詩的な文体で描かれるこの作品は、内に秘めた思いを丁寧に表現し、読者に深い感慨を与えます。著者の熱意と知識が詰まったこの傑作は、記憶の重要性を改めて考えさせる内容となっています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/09/26

とても繊細でとても自省的な、東日本大震災という事象への鎮魂歌。ゲッティンゲンと月沈原、惑星の小道などの舞台設定やトリュフ犬などの小道具が効果的だ。生者と死者が交わり、過去と現在が混じり合う物語は、不可思議な印象を持続させたまま紡がれていく。小さな感情の揺らぎが積み重ねられたその堆...

とても繊細でとても自省的な、東日本大震災という事象への鎮魂歌。ゲッティンゲンと月沈原、惑星の小道などの舞台設定やトリュフ犬などの小道具が効果的だ。生者と死者が交わり、過去と現在が混じり合う物語は、不可思議な印象を持続させたまま紡がれていく。小さな感情の揺らぎが積み重ねられたその堆積は、あの出来事を経てどうしようもなく変質してしまった自分への救済の物語でもあった。 詩的で透明度の高い文章だけれど、ちよっと言い回しが難しすぎるかな。 顔の半分が黒くて半分が白くなったという比喩は、現地の人の心象をうまく表現したエピソードだと思った。 震災文学としては名作といっても良いのではないだろうか。

Posted by ブクログ

2026/02/09

蜃気楼のようなお話。 静かで美しい文章に、自分の輪郭もぼやけて混ざっていくような感覚になりました。 月沈原 素敵な地名です。

Posted by ブクログ

2026/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めの違和感は、読み進めるにつれて徐々に解けてゆき、自分のなかで柔らかい像を結んでいった。 終始、不思議で静謐感を漂わせている。 聖ウルスラが、迷える処女を導く物語。 ドイツには、過去の記憶が、とりわけ第二次大戦の哀しみが深く刻まれている。それは、忘れてはいけないという自戒も込められているけれど。 街には古い時間が染み付いている。 そんな遠い異国にあって、故郷で亡くした人を思う。忘れたくないと願う。そんな祈りの物語に感じた。 災害と天災、感染症。 正当にこわがる。 寺田寅彦の月沈原の記憶。 すべてが、惑星のように、巡って還ってきたようなラストだった。

Posted by ブクログ

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