商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2021/05/31 |
JAN | 9784480805034 |
- 書籍
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東京のぼる坂くだる坂
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東京のぼる坂くだる坂
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商品レビュー
3.3
20件のお客様レビュー
東京の坂をめぐりながら、土地に刻まれた記憶を辿る物語。人生を坂道に例える発想が面白いなと思った。登り坂もあれば下り坂もある、登り坂と下り坂の数は同じ、見る場所が違うだけ…考えてみたら当たり前だけど気づけ無かった視点を教えて貰えた気がする。各話の最後の坂道紹介も面白く、読んだ後は散...
東京の坂をめぐりながら、土地に刻まれた記憶を辿る物語。人生を坂道に例える発想が面白いなと思った。登り坂もあれば下り坂もある、登り坂と下り坂の数は同じ、見る場所が違うだけ…考えてみたら当たり前だけど気づけ無かった視点を教えて貰えた気がする。各話の最後の坂道紹介も面白く、読んだ後は散歩に行きたくなること間違いなし。
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文章は読みやすく一定のリズムでページがめくれる。実在の坂の付近の描写力も緻密で目に浮かぶよう。ところどころに差し込まれる地図は単体で見るととてもいいのだけど、物語の余韻をバツンと切って現実に戻してしまうので、途中から本編を全部読み終わってから読むようにした。オチはちょっと弱い印象...
文章は読みやすく一定のリズムでページがめくれる。実在の坂の付近の描写力も緻密で目に浮かぶよう。ところどころに差し込まれる地図は単体で見るととてもいいのだけど、物語の余韻をバツンと切って現実に戻してしまうので、途中から本編を全部読み終わってから読むようにした。オチはちょっと弱い印象。
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エッセイみたいな小説 蓉子さんが幼いころ別れた父親の足跡を訪ねる坂巡り 父親探しの坂巡り 地図もついていて、実際に歩いてみることができる。 私がよく行く場所の近くもあった。 蓉子さんの父親は不思議な人で、働いているかどうかもわからない 坂の近くに住んでは引っ越しの繰り返し 坂...
エッセイみたいな小説 蓉子さんが幼いころ別れた父親の足跡を訪ねる坂巡り 父親探しの坂巡り 地図もついていて、実際に歩いてみることができる。 私がよく行く場所の近くもあった。 蓉子さんの父親は不思議な人で、働いているかどうかもわからない 坂の近くに住んでは引っ越しの繰り返し 坂が好きなのは「限られた部分だから。」 無限に続く坂はない。ここからここまでと決まってる。人生と同じように。 と言っていた。 坂巡りをしながら、だんだんと父親のことが分かってくる 父親と母親のことも分かってくる 母親と自分を捨てて出ていった父親、その気持ちが分かってくる まだ父親探しの最中だった時、こんな言葉が出てくる。 「これでよかったのか、よくわからない。 けれど、別の答えを選んだ自分なんて結局どこにも存在しない。 わたしたちはひとつの道しか選べず、一生を終える。」 なぜか、すごく心に響いた。 書かれている坂は、すべて都心で、私の行ける範囲にある。 この本を見ながら、巡ってみようかな。 私を捨てた父親はいないけれど。
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