商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2021/06/30 |
JAN | 9784098610716 |
- コミック
- 小学館
チ。 ―地球の運動について―(第4集)
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チ。 ―地球の運動について―(第4集)
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商品レビュー
4.3
30件のお客様レビュー
オクジーのバデーニに向けた別れ際の言葉が響いた。 「『自らが間違ってる可能性』を肯定する姿勢が、学術とか研究には大切なんじゃないかってことです。」「反論してもらうには他人が重要…」「他者が引き起こす捩れが、現状を前に向かわせる希望なのかもしれない。」
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感想 この作品のテーマである地動説を象徴する「地。」 地動説を解明するために必要なものである「知。」 異端を許さないため、今の形を守るための「血。」 この三つの要素から「チ。」は形作られている。 自らが間違っている可能性を肯定することは自分の人生を否定すること。だから人々は異端といい、その可能性を抹消してきた。けどそれは意味が無い。自分を肯定したいならその意見を抹消するのではなく、その意見を破綻させ、間違っていると示すべき。
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誰もが簡単に文字を使えたらゴミのような情報で溢れ返ってしまう。そんな世の中目も当てられん。 文字跋扈する現代、乱世、混沌、無秩序。原初地球を想起させる。混沌から偏りがミニ偏が組み上がる。理想像の生まれ合い。真理探求者にとって、これ程自由で笑みこぼれる謎に満ちた世界は無いだろう。尽きぬことない宇宙、将棋もそうなのだろうか。 託すの本質。 託すとか任せるとか一見 聞こえはいいけれど、思い通りにいくわけじゃない。でも実は、寧ろ反論や訂正をされることが託すことの本質というか、自分の思い通り行かない誤解とか事故とか予想外の存在とか、教会にとっての異端者が。天動説にとって、地動説が。そういう他者が引き起こす捻れが現状を前に向かわせる希望なのかもしれない。 前、なんで本なんか書くんだって聞かれましたけど、それは俺が地動説の意味を知った時、多分、感動したからです。そして、それが日に日に強くなってる。つまり俺は、ちょっと前までは早く地球を出て天国へ行きたかったけど、 今はこの地球を守るために地獄へ行ける。 天動説の教会を、神を殺すために、神に祈りを捧げる。アーメン。
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