商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2021/04/23 |
| JAN | 9784093866118 |
- 書籍
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臨床の砦
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臨床の砦
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商品レビュー
4.2
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夏川草介氏の『神様のカルテ』シリーズを読み終え、さらに作者を深く知りたくなって『臨床の砦』を手に取った。 これまでの『神様のカルテ』とはまったく違う視点から描かれた、コロナ禍の医療現場の物語である。新型コロナウイルスの感染拡大によって、医師や看護師だけでなく、病院そのものが医療...
夏川草介氏の『神様のカルテ』シリーズを読み終え、さらに作者を深く知りたくなって『臨床の砦』を手に取った。 これまでの『神様のカルテ』とはまったく違う視点から描かれた、コロナ禍の医療現場の物語である。新型コロナウイルスの感染拡大によって、医師や看護師だけでなく、病院そのものが医療崩壊の危機に追い込まれていく。その最前線で、次々と運ばれてくる患者を前に、何とか命を救おうとする医療者たちの姿が、緊迫感をもって描かれていた。 私も妻も病院に勤務しているため、当時の医療現場の緊迫感は今でも忘れられない。感染者が増え続け、何が正解なのか分からない状況の中で、医療者は自らも感染する恐怖を抱えながら働き続けていた。 特に印象に残っているのが、医療者が病院の外でも偏見や差別にさらされていたことだ。文中にも描かれていたが、当時、妻が子どもを幼稚園へ迎えに行くと、「看護師だから」という理由だけで、ママ友から距離を置かれたことがあったという。その話を聞いたときのやりきれなさは、今でも覚えている。 医療者は病院では過酷な勤務を強いられ、自宅に帰れば周囲から感染を恐れられ、肩身の狭い思いをしていた。それでも、自分たちが感染するかもしれないという恐怖を抱えながら、患者のために現場に立ち続けていた。 そんな中、相模原中央病院でクラスターが発生し、患者が亡くなった。ニュースを見て、私は初めてその事実を知った。そこで働いていた医師は、私の友人だった。大学病院にいた頃には、高脂血症について一緒に研究グループを立ち上げ、講習会を開いたこともある仲間の一人だった。その友人が、まさにコロナの最前線で闘っていたことをニュースで知り、言葉にならない思いになった。 さらに、その病院に対して罵声を浴びせたり、張り紙をしたりする嫌がらせが続いていたことも記憶に残っている。病気という目に見えないウイルスと闘っている医療者たちが、同時に人々の偏見や恐怖とも闘わなければならなかったのである。 『臨床の砦』は、単なる「コロナと医療者の闘い」を描いた作品ではない。ウイルスという見えない敵との闘いであると同時に、恐怖や偏見、差別という「人との闘い」でもあったのだと思う。 あの頃、当たり前のように医療を受けられる社会を支えていたのは、感染の恐怖を抱えながらも現場に立ち続けた医療者たちだった。自分自身もその現場の一端にいたからこそ、この作品を読みながら、当時の記憶が次々とよみがえってきた。 『臨床の砦』は、コロナ禍を経験した私たちが、あの時代に何が起きていたのか、そして医療とは何なのかを改めて考えるきっかけを与えてくれる作品だった。
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コロナ禍に長野県の信濃山病院で勤務する、消化器医師の敷島が、コロナ第一波、第二波において発熱外来を診察する毎日を描いた物語。自身が濃厚接触者になったり、院内感染が起こるも地域医療の砦としての役割を他の医師、看護師と共に果たしていく。それでも正解を探しながら日々の診療を行なっていく...
コロナ禍に長野県の信濃山病院で勤務する、消化器医師の敷島が、コロナ第一波、第二波において発熱外来を診察する毎日を描いた物語。自身が濃厚接触者になったり、院内感染が起こるも地域医療の砦としての役割を他の医師、看護師と共に果たしていく。それでも正解を探しながら日々の診療を行なっていく。家族との何気ない当たり前の日常が、当たり前ではないと気付かされる。
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コロナ禍当時の医療現場のお話。 ドキュメンタリーという意識で読んでいました。 過酷な現場の様子に、終始胸が苦しくなる思いでしたが、これは多くの人が知らなければならない内容だと思いました。 次また同じような事が起きた時に、あの時の教訓は生かされるのでしょうか。 医療従事者への誹...
コロナ禍当時の医療現場のお話。 ドキュメンタリーという意識で読んでいました。 過酷な現場の様子に、終始胸が苦しくなる思いでしたが、これは多くの人が知らなければならない内容だと思いました。 次また同じような事が起きた時に、あの時の教訓は生かされるのでしょうか。 医療従事者への誹謗中傷、人間というのはなんと身勝手で残酷な生き物なのだろうと悲しく腹立たしく思います。 満身創痍の状態で砦を守り続けてくださった方々のお話の一端を知る事ができて良かったです。 感謝の気持ちでいっぱいです。
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