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クララとお日さま
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クララとお日さま

カズオ・イシグロ(著者), 土屋政雄(訳者)

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クララとお日さま

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2021/03/02
JAN 9784152100061

クララとお日さま

¥2,750

商品レビュー

4.1

453件のお客様レビュー

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2026/06/24

読了後、なんだか寂しくなった。 クララ自身はやるべきことはやったし、 幸せだったと感じているようだけど、 このままそこにいてどうなっちゃうの?? 機械だからって、それでいいのか?? ジョジーもクリシーも、長年一緒にいたのに それでいいんだ??

Posted by ブクログ

2026/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初カズオイシグロ 人間の女の子ジョジーではなくロボットであるクララが題名になっていて、作中ずっと不穏な雰囲気が漂っている。 人間は物語の中でずっと「心のあるロボット」を求めてきた感覚がある。(それか人類に反逆するAIの作品も多い) だが実際に心のあるクララが生み出されたら、クララを試すような言動をしたり、病気の娘の代わりにならないか模索したり…傷ついたが故の行動だとしてもあまりに身勝手に感じた。 そしてジョジーが回復したら掌を返し別れを告げる。 無意識にドラえもんのような作品を期待していたのだろうか?大学生になってもロボットに夢中なんて異常だけれど、眼前に突きつけられると胸が痛くなった。しかしそんな状況でも「ひどいよ!」と言わないのが、クララが生み出された理由なのだ。

Posted by ブクログ

2026/06/08

読み終えた瞬間に涙があふれるような小説ではない。 むしろ静かだ。 それでも、本を閉じたあとも長いこと、人工知能を搭載されたロボットのクララのことを考え続けていた。 特に忘れられないのは、物語の終盤のクララの姿だ。 もちろん寂しさはある。 けれど悲惨ではない。 そこには静かな美...

読み終えた瞬間に涙があふれるような小説ではない。 むしろ静かだ。 それでも、本を閉じたあとも長いこと、人工知能を搭載されたロボットのクララのことを考え続けていた。 特に忘れられないのは、物語の終盤のクララの姿だ。 もちろん寂しさはある。 けれど悲惨ではない。 そこには静かな美しさのような、安寧のようなものがあった。 なぜ私はこの物語に惹かれるのだろう。 そう考えて、自分の好きな作品を並べてみた。 『わたしを離さないで』 『あなたの人生の物語』 『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』 『帰れない猫』 『ねこはしる』 『日をつなぐ』 『愛しいひとが、もうすぐここにやってくる』… 一見するとどれも共通点のない作品に見える。 けれど私にはひとつの気づきがあった。 それは、人と人(それ以外のものでも)が、完全には分かり合えないことが描かれているということだ。 近くにいても、相手の心のすべては分からない。 言葉だって伝わらない。すれ違う。 大切な人であっても、最後の最後までは届かない部分がある。 昔の私は、それを孤独の話だと思っていた。 人は分かり合えない。だから寂しいのだと。 人は所詮、みんなひとりぼっち? でも最近は少し違う気がしている。 分かり合えないことと、繋がれないことは同じではない。 相手のすべてを理解できなくても、何かは届く。 その人の気持ちを完全に知ることはできなくても、その一部に触れることはできる。 だから私は、「分かり合える物語」よりも、「分かり合えないまま、それでも届く物語」に惹かれるのかもしれない。 そしてもうひとつ気づいたことがある。 私は昔から、説明しすぎない作品が好きだった。 答えを与えすぎない作品。 意味を固定しすぎない作品。 余白を残してくれる作品。 読者に考える時間を渡してくれる作品。 私はそういう作品を読むと、信頼されている気持ちになる。 作者から、 「ここに置いておくね」 と言われているような気がするのだ。 受け取るかどうかはあなたの自由。 どう解釈するかもあなたの自由。 私はただ、ここに置いていく。そんな態度。 それは決して不親切なのではない。 むしろ逆だと思う。 読者を信頼しているからこそ、説明しすぎない。 読者の想像力や人生経験を信頼しているからこそ、余白を残す。 私はそういう作品が好きだ。 そして、もし自分が何かを作るのなら、そういう作品を作りたい。 以前の私は、いいなと思うものに触れても 「なんとなく好き」 「なんとなく惹かれる」 と、曖昧に、単純に、思っていた。 けれど『クララとお日さま』を読んで、自分が何に心を動かされるのかが、はっきりと分かった気がする。    

Posted by ブクログ

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