商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/02/25 |
JAN | 9784044004989 |
- 書籍
- 文庫
イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑
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イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
111108さんのレビューで気になり、図書館にあったのでお取り寄せ。 昭和を象徴するか、昭和に消えた仕事、昭和に全盛期を迎えた仕事などをひっくるめて「昭和の仕事」と著者は呼び、今よりももっと人間の匂いと体温があった、不便で効率も悪かったが、人を介して仕事が成立する昭和の仕事、この...
111108さんのレビューで気になり、図書館にあったのでお取り寄せ。 昭和を象徴するか、昭和に消えた仕事、昭和に全盛期を迎えた仕事などをひっくるめて「昭和の仕事」と著者は呼び、今よりももっと人間の匂いと体温があった、不便で効率も悪かったが、人を介して仕事が成立する昭和の仕事、この時代を生きた人々の生活の辛抱強さ、哀しみを感じる。平野恵理子さんのイラストが昭和感を更に倍増させる。 運輸、第二次産業、情報通信、製造、飲食店、サービスその他の仕事などの分類で百十五首の仕事が紹介されている。女性の社会進出に必要だったと思われる職業や、苦労なども知ることができる。どの時代にも詐欺はあり、「なきばい」、「つぶ屋」には驚いた。 「電話交換手」は「女性の方が記憶力がよく、話を素直に聞いて、相手に伝えることができるからという理由」「時代の先端を行くトップモード」昭和三十年頃までは東京大阪間では電話交換手がつながないといけなかったという。電話回線が発達して昭和四十年代後半には交換手はいなくなったとのこと。 「エレベーターガール」は、東京の上の松坂屋が最初らしい、振動が激しいために、脚の疲労だけでなく、ストレスで肩凝りや胃炎などもあったり、気候の変化、近づく客の気苦労などもあったりして実は重労働だった様子。平成不況と自動運転で消えていったとのこと。 「エンヤコラ」は。最低賃金で働くニコヨンの女性版、ヨイトマケとも呼んだらしい。苦しい生活の救いとして、日記をつけたり、短歌俳句などを詠む者も多かったという。 <世はさかさ昔は夫人今は人夫><生活の最低線に生きる吾媚びることなくへつらうこと無く>
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非効率な社会ゆえに、そんなものが仕事になるのかというものもあったことがわかる おばけ暦売りは西洋化の影響が出てて面白かった
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お金をもらえることを仕事というならば、名前もつかずに行われたり多くの人が存在も知らない仕事も合わせると、仕事というのはこれまでもこれからも無数に生まれては消えるのだろう。 そんな中で、多くの人からお金をもらえてそれを継続できて名前がついた仕事は、おそらく仕事全体の中ではエリート?...
お金をもらえることを仕事というならば、名前もつかずに行われたり多くの人が存在も知らない仕事も合わせると、仕事というのはこれまでもこれからも無数に生まれては消えるのだろう。 そんな中で、多くの人からお金をもらえてそれを継続できて名前がついた仕事は、おそらく仕事全体の中ではエリート?と呼べるのかもしれない。 本書では昭和の時代のそんなエリートな仕事が紹介されている。 赤帽、押し屋、カストリ雑誌、新聞社伝書鳩係、木地師、おばけ暦売り、疳の虫の薬売り、荒物屋、天皇の写真売り、泣きばい•つぶ屋• はりだし、テン屋、サンドイッチマン、のぞきからくり などなど 本書の仕事の中で自分が実際に見たことのある仕事はほとんどないが、仕事だけでなく当時の風俗や文化も合わせて感じられ、昭和の頃を思い出し懐かしい気持ちになれた。
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