商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2020/11/05 |
JAN | 9784087900156 |
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商品レビュー
3.8
90件のお客様レビュー
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三浦さんの小説の書き方講座。 中級者向けなのかしら?結局考えて書く、ちゃんと設定を練る、みたいなことが書かれてた気がする。 著書のあらすじとかそうした理由とかも載っけてくれてるので、三浦しをんファン的には結構よかった。
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「言葉を獲得することによって、深く考えることが可能になり、思考によって感情は育ち、周囲 のひととかかわった体験や書物などから得た知識によって味わった感情を、自分のなかで言語化してじっくり考える。この繰り返しを通して、想像力や感受性は鍛えられていくものなのではないでしょうか。」 ここで読書記録をつけ始める時にぼんやり抱いた動機的なものを見事に言語化してくれていて、そう、こういうこと!ってなった。作家になるため、とか大仰なものでなくても、こういう訓練が人生をより豊かなものにしてくれることを再確認し、ちょっと面倒…ってなっても、頑張って続けよう、と改めておもう。 人称の選択や人物の配置、情報提示のタイミングなど、小説を書く上でのヒントは、翻って、筆者の意図をくみ取る、味わうヒントでもあり、そういう意味で、読書を楽しむための指南書ともいえる。
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私は、小説を書きたいとは思わないし、俳句や短歌も詠まない。 本書は「小説の書き方講座」という本だが、「小説の読み方講座」というエッセイとして読んだ。 テレビは観るし、音楽もよく聴く方だと思う。 新聞や本も読む習慣があるが、これらは全てinputだ。 outputが重要だとよく聞...
私は、小説を書きたいとは思わないし、俳句や短歌も詠まない。 本書は「小説の書き方講座」という本だが、「小説の読み方講座」というエッセイとして読んだ。 テレビは観るし、音楽もよく聴く方だと思う。 新聞や本も読む習慣があるが、これらは全てinputだ。 outputが重要だとよく聞くので、facebookとinstagram をしているが写真が主で文章はほぼ無い。 何年か前に"ブクログ"に出会った時、文章を書く(頭の中を整理する)のにちょうど良いと思った。 最初はいろいろと悩んで書いていたレビューが、最近はダラダラと単に長いだけになっていると感じる。 600字くらいの文字数に納めるのが、考えをまとめるのには良いのだろう。 しをんさん曰く、「小説家になるには、普段から言語のインプットとアウトプットを意識的に実践する」ことが必要らしい。 しをんさんは、目に映ったものや感じた気持ちを脳内で言語化する習慣が身についていて、毎日脳内でしゃべり続けているそうだ。 途中からレクチャーする話題に困り、 小説を書く際に要求されるのは、たったひとつ「センス」です。 大切なのは「慣れ」です。 小説の書き方について的確にアドバイスできる人はそうそういない。 と、開き直っている。 小説をたくさん読んで、どこが面白かった(つまらなかった)かを考え言語化することが「センス」になるのだそうだ。 こんなレビューだと、役に立たない本のように思われそうですが、技術的なことも沢山書かれているのでご心配なく。 例えば、 登場人物の魅力を前面に押し出す作品の場合、「登場人物の年齢や外見をなるべく早く情報提示したほうがいい」という法則がある。 このくだりを読んでピンと来たのは本屋大賞の「成瀬」だ。 読む前に表紙に「成瀬」の姿が描かれているのだから最初からイメージはバッチリだった。 本屋大賞の要因の一つは表紙の絵だと思った。 しをんさんの特技である「アホなことならいくらでも書ける」モードは全開だったのでエッセイとしても最後まで楽しめました。
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