商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2020/09/29 |
JAN | 9784794971944 |
- 書籍
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すこやかな服
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すこやかな服
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商品レビュー
4.5
14件のお客様レビュー
読みやすく、思いがけず哲学的な部分もある本だった。 頑張らずに続けられて、人が喜んでくれることをする。 また、インターネットをうまくつかって人肌を感じられるようにする。(上手く使ったらなんなら対面より人肌を感じられることもある) それらはこれから自分で仕事を作る上では大切なことの...
読みやすく、思いがけず哲学的な部分もある本だった。 頑張らずに続けられて、人が喜んでくれることをする。 また、インターネットをうまくつかって人肌を感じられるようにする。(上手く使ったらなんなら対面より人肌を感じられることもある) それらはこれから自分で仕事を作る上では大切なことのような気がする。 かつてLEBECCA boutiqueというブランドが好きで、服ごとに物語があるのが素敵!と思っていたが、育児が中心の日々でそこまで服のことを考えられていなかった。 そんな人でもちょっと背伸びした日常くらいで着ることができる服、今とても魅力的だと思った。 madder madderとか、teshioniというプラットフォームの中でも他に好きなブランドがあったのだが、最近離れていたなぁ、、 服ってやっぱり気分を上げる力があると思うし、久しぶりにいい服を探してみたいなと思わされる本だった。
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ファッションブランドfoufouのデザイナー・マールコウサカ氏の著書。 著者は無印良品で働いた経験があり、無印良品の源流といえる原研哉さんや田中一光さんの思想から大きな影響を受けているように感じました。私はfoufouのファンではありませんが、無印良品の思想のファンではあるので、本書全体を通して流れている思想には深く共感できました。 凡ゆる税金や光熱費など生活コストが値上がりし続けていたる時代、高級ブランドで身を固めることが良しとされる価値観は古くなり、安くて買いやすい服をどう着こなすかが主流になっています。しかし一方でファストファッションでは満足できない人もいます。だからこそデザイナーブランドは生まれ続けています。とはいえ、あまりにも服が溢れているため、ブランドもショップも淘汰は既に始まって久しいとも言えます。 そんな中でfoufouはSNSを使ったオンライン販売に特化し、成長を続けています。ライブ配信で新作の服についてリアルタイムで質問に答えたり、試着会や無人の試着室で体験価値を提供したり、試着会に縫製工場の職人さんを招くことでお客さんと作り手が交流できる場をつくるなど、様々な試みが語られています。 また、売り上げ目標は一度も設定せず、即決を勧めず、カラーバリエーションをほぼ展開せず、機会損失を恐れ過ぎず、機能的じゃなくとも「着たい!」という衝動を生むような服など、根底にはブレない思想や誠実な姿勢があることが伺えます。
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foufouのオーナー、マール・コウサカ氏の哲学。 「健康的な消費」とはまさしくよく言ったもので、現代の大量消費や、ラグジュアリーブランドによく見られる極めて高額な価格設定からの大幅な値引き、そしてそれに対する消費者の消費行動に疑問をもったコウサカ氏が自身のブランドに込める思いを...
foufouのオーナー、マール・コウサカ氏の哲学。 「健康的な消費」とはまさしくよく言ったもので、現代の大量消費や、ラグジュアリーブランドによく見られる極めて高額な価格設定からの大幅な値引き、そしてそれに対する消費者の消費行動に疑問をもったコウサカ氏が自身のブランドに込める思いを述べたもの。 今後の社会における、より持続的なファッション産業を定義する上で、極めて鋭い視点を得られた。 Big love…
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