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すこやかな服 の商品レビュー

4.5

14件のお客様レビュー

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2024/07/24

読みやすく、思いがけず哲学的な部分もある本だった。 頑張らずに続けられて、人が喜んでくれることをする。 また、インターネットをうまくつかって人肌を感じられるようにする。(上手く使ったらなんなら対面より人肌を感じられることもある) それらはこれから自分で仕事を作る上では大切なことの...

読みやすく、思いがけず哲学的な部分もある本だった。 頑張らずに続けられて、人が喜んでくれることをする。 また、インターネットをうまくつかって人肌を感じられるようにする。(上手く使ったらなんなら対面より人肌を感じられることもある) それらはこれから自分で仕事を作る上では大切なことのような気がする。 かつてLEBECCA boutiqueというブランドが好きで、服ごとに物語があるのが素敵!と思っていたが、育児が中心の日々でそこまで服のことを考えられていなかった。 そんな人でもちょっと背伸びした日常くらいで着ることができる服、今とても魅力的だと思った。 madder madderとか、teshioniというプラットフォームの中でも他に好きなブランドがあったのだが、最近離れていたなぁ、、 服ってやっぱり気分を上げる力があると思うし、久しぶりにいい服を探してみたいなと思わされる本だった。

Posted byブクログ

2023/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ファッションブランドfoufouのデザイナー・マールコウサカ氏の著書。 著者は無印良品で働いた経験があり、無印良品の源流といえる原研哉さんや田中一光さんの思想から大きな影響を受けているように感じました。私はfoufouのファンではありませんが、無印良品の思想のファンではあるので、本書全体を通して流れている思想には深く共感できました。 凡ゆる税金や光熱費など生活コストが値上がりし続けていたる時代、高級ブランドで身を固めることが良しとされる価値観は古くなり、安くて買いやすい服をどう着こなすかが主流になっています。しかし一方でファストファッションでは満足できない人もいます。だからこそデザイナーブランドは生まれ続けています。とはいえ、あまりにも服が溢れているため、ブランドもショップも淘汰は既に始まって久しいとも言えます。 そんな中でfoufouはSNSを使ったオンライン販売に特化し、成長を続けています。ライブ配信で新作の服についてリアルタイムで質問に答えたり、試着会や無人の試着室で体験価値を提供したり、試着会に縫製工場の職人さんを招くことでお客さんと作り手が交流できる場をつくるなど、様々な試みが語られています。 また、売り上げ目標は一度も設定せず、即決を勧めず、カラーバリエーションをほぼ展開せず、機会損失を恐れ過ぎず、機能的じゃなくとも「着たい!」という衝動を生むような服など、根底にはブレない思想や誠実な姿勢があることが伺えます。

Posted byブクログ

2023/09/23

foufouのオーナー、マール・コウサカ氏の哲学。 「健康的な消費」とはまさしくよく言ったもので、現代の大量消費や、ラグジュアリーブランドによく見られる極めて高額な価格設定からの大幅な値引き、そしてそれに対する消費者の消費行動に疑問をもったコウサカ氏が自身のブランドに込める思いを...

foufouのオーナー、マール・コウサカ氏の哲学。 「健康的な消費」とはまさしくよく言ったもので、現代の大量消費や、ラグジュアリーブランドによく見られる極めて高額な価格設定からの大幅な値引き、そしてそれに対する消費者の消費行動に疑問をもったコウサカ氏が自身のブランドに込める思いを述べたもの。 今後の社会における、より持続的なファッション産業を定義する上で、極めて鋭い視点を得られた。 Big love…

Posted byブクログ

2023/09/09

foufouというブランドが好きで読みました。 最後まで、宝物を見つける時のようなわくわく感を持ちながら読み終えました。 アパレルに関しての知識はほぼないので、読んでいて知らないことを知ることの出来る、高揚感がありました。 日常の延長線上にある服、夢見る日用品という言葉が素敵です...

foufouというブランドが好きで読みました。 最後まで、宝物を見つける時のようなわくわく感を持ちながら読み終えました。 アパレルに関しての知識はほぼないので、読んでいて知らないことを知ることの出来る、高揚感がありました。 日常の延長線上にある服、夢見る日用品という言葉が素敵です。日々色々な選択をして過ごす中で、少しでも気持ちを明るく、日常を楽しく過ごしたいと思っているので、特別な一張羅ではなく日々の生活を彩ってくれるお洋服、そのコンセプトが素敵だなぁと思います。 発信をすることは、良くも悪くも様々な意見と向き合わざるを得ない。そこから逃げずに向き合い変わり続けようとするブランドを見守っていきたい、「これ着てみたい!」と、ときめいたギュンかわなお洋服と出会った時はワードローブに加えたい、そう思いました。

Posted byブクログ

2023/04/27

foufouのことは好きなモデルさんが好きなブランドで、「健康的な消費のために」というスローガンを掲げていることしか知らなかった。 セールをしないこと、再販をし続けること、実店舗をもたないこと、押し売りをしないこと。変わらせたくないものを変わらせないままであるために、変わり続ける...

foufouのことは好きなモデルさんが好きなブランドで、「健康的な消費のために」というスローガンを掲げていることしか知らなかった。 セールをしないこと、再販をし続けること、実店舗をもたないこと、押し売りをしないこと。変わらせたくないものを変わらせないままであるために、変わり続けるという姿勢が素晴らしいと思った。 期待に応えるためには100%で十分だけど、心を動かすためには150%じゃなきゃだめ。そこに人がいるだけで、手触りというのは生まれうるもの。頑張らないとできないものは続かない、など。 コウサカさんのもつ思想がすごく良いと思ったけど、なにより、foufouの服が素敵だからというのがどこまでも先にありつづけることが、やっぱり素敵なことなんだよな〜

Posted byブクログ

2022/04/06

foufouの服が好きで、本を手に取った。 健康的な消費のために。という理念についてだとか、マールさんの現在に至るまでのこととか、今までも各種SNSで聞いたり感じていたことだけれど、本という形でまとめて情報を得れたのは、マールさんの言う「本は重いSNS」という言葉に繋がってくるの...

foufouの服が好きで、本を手に取った。 健康的な消費のために。という理念についてだとか、マールさんの現在に至るまでのこととか、今までも各種SNSで聞いたり感じていたことだけれど、本という形でまとめて情報を得れたのは、マールさんの言う「本は重いSNS」という言葉に繋がってくるのかもしれない。

Posted byブクログ

2021/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

純粋にファッションを楽しむ。 縫製は nutte で仲介 原価率50%(一般的には20%) ネット販売+全国試着会+ライブ配信  セールはしない 翌年以降も追加生産し再販売 数字目標を設定しない  カラーバリエーションはやらない 黒のみが原則  頑張らなくても続けられることしかできない foufouの語源はfoufouと呼ばれた藤田嗣治   100点は意外と簡単に手に入るが、心を動かすには150点じゃないといけない  イージーな服が増えすぎた  ハプニングや不合理も必要  人の暮らしの延長上にある最適なデザイン 服=ファッション とは言えない時代 ハッピーでヘルシーな関係を続ける。

Posted byブクログ

2021/05/20

読みやすい文章。 健康的な消費活動。 健康的なものづくり。 理想的だなぁと羨ましく思う。 でもどうせお高いんでしょ?て思ったら、全然そんなことなくてびっくりした。

Posted byブクログ

2021/03/02

foufouというブランドも、マール コウサカという方のことも知らずに読みました。 大量消費されるアパレル、やたらと高いハイブランド…普段、それらに抱く感情や印象を著者自身も感じてることに共感を覚えました。 アパレルの裏側を知ることもできる一冊だし、アパレルだけではなくビジネス書...

foufouというブランドも、マール コウサカという方のことも知らずに読みました。 大量消費されるアパレル、やたらと高いハイブランド…普段、それらに抱く感情や印象を著者自身も感じてることに共感を覚えました。 アパレルの裏側を知ることもできる一冊だし、アパレルだけではなくビジネス書としても良い一冊。 今度、fou fouのインスタ見てみよう⭐︎

Posted byブクログ

2021/02/17

大好きな服。 大好きなブランド。 それはきっと著者である、マールさんの考え方と人柄が大好きだからだ。 魔法のように マールさんの言葉はすんなりと心に忍び込み、 まんまと可愛いお洋服だと感じて その可愛いお洋服を纏って幸せにくるくる回ってしまう。 本当に魔法使いのようなデザイ...

大好きな服。 大好きなブランド。 それはきっと著者である、マールさんの考え方と人柄が大好きだからだ。 魔法のように マールさんの言葉はすんなりと心に忍び込み、 まんまと可愛いお洋服だと感じて その可愛いお洋服を纏って幸せにくるくる回ってしまう。 本当に魔法使いのようなデザイナー、マールさんの考え方がびっしりと詰まった読み応えのある一冊。 洋服とは関係ないところでも 人として尊敬できる。

Posted byブクログ