商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2020/09/25 |
| JAN | 9784087717228 |
- 書籍
- 書籍
風よあらしよ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
風よあらしよ
¥2,200
在庫あり
商品レビュー
4.1
88件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
うわぁあ、いつもと感じが違うのと途中で思ったけど、まさかの史実に基づくお話だった…。 (ファーブル昆虫記の翻訳、と出てきて「あ、これ実話だったりする…?!」って気付いた(遅い) これが現実であることに悶々としてしまう…。 1895年生まれで日本の婦人解放運動家、無政府主義者である伊藤 野枝の半生を描いたフィクション。 私は彼女の事を何も知らなかったので、歴史の時系 列に合っているのかなどは分からないけれど、当然調べた上で書かれているのだろう。 実話ベースが面白くも物足りなさも感じるのが、それが現実の、生きた人の話だからで。全てを決められるフィクションと違って、一貫性がなかったりドラマが薄かったりする。と、個人的に思っています。 このお話も、野枝ががむしゃらに勉学を学ぼうと、そして不当な結婚を跳ね除け仕事をしているところまでは面白かった。 結局のところ(好きな人ではありつつも)家庭に収まり旦那に気を遣いながら生き、かつて自分が子供にはさせないと思ったことをしていたりする野枝を見ているのはつまらなかった。 一緒に働く女性たちの視点で語られる話も野枝の物語が進むわけではないし、彼女らが気になるほど魅力的に描かれたわけではないので、久しぶりに読むペースがダウンするシーンだった…。 明治から大正へとかけてのお話なので、今とは大分生き方が違うのだけど…。 特にお金の換算は難しいな、100円も大金の時代だが、今の価値でいうどれくらいになるのやら。 貧しい村で生まれた野枝と、同じく無法主義者の大杉の感性はなかなか理解しがたい。 お金がなくていつも人に借りて(しかも全然返してないように見える)生きていくのがそもそも無理過ぎる。 序盤は大杉の愛人のお金で賄ってきたところも酷すぎて、殺そうとした女性の方に同情してしまう。 そう、自由恋愛を掲げる大杉も無理すぎた。 3人とも大杉一人を愛する女性たちだったけれど、実際に女性側が複数恋愛してたらどうだったのかな、と思ってしまった。 野枝が大杉とピッタリとハマる相手だったことと、完全なる同士としての絆があった、というのは良かった。(が、それ故に自由恋愛の勝者となるっていうのもなんだかなぁ…) 無法主義者として、野枝は自分の村でのルールを指針とする。 曰く、何か問題や困ったことが起きたら、そこにいる人たちで解決するというもの。 若い時に野枝はそれが息苦しく感じられ家を飛び出すのだけど。 だからこそ、そこを目指しちゃうのか、と唸ってしまう。 それに、それが良いとは現代に生きる自分もどうしても思えない。 そのルールは性善説を信じ過ぎてやしないか? どうしたって自分とは全く異なる思想の人間がいて、共存が無理な場合がどうしてもある。 野枝の最後のように、どうあっても言葉が伝わらない相手はいる。愛国者であるその男のように、暴力を振るわれ殺されれば終わりなんだよ。 そうならないためにも、法は必要だと思うんだよなぁ。無論、法があれば解決出来る訳でもないけれど。 野枝たちの主義がどうにも受け入れられなかったが、小説は(途中面白くないところもあったが)楽しく読めた。 本当前半は良かったんだけどなぁ…。 ただ、村山由佳さんらしく、悲惨な最期でも救いを描いてくれたのが良かった。 読了感が良いとは言い難いが、野枝は自分が理想としたように大杉と共に逝けたわけだし、魂として添い遂げられたのが印象深い。 うーん、村山由佳さんのあとがきを読みたいなぁと思った。単行本には載ってるのだろうか。
Posted by 
なんと力強い。 分厚い本ですが、いい感じの長さで章分けされているので、読みやすかったです。 主人公たちの名前はなんとなーく知ってはいたけれど。こんな人生を送っていたとは。 こちらも力強い。 そして、ふと現代でもありえる…?と考えてしまい、恐ろしくなってしまいました。
Posted by 
650ページにわたる長編小説 ただ内容が濃いため長いとは思わなかった アナキストの夫婦を中心に魅力的な登場人物が脇を固める それぞれが必死に行きながら、ぶつかり合って傷つけあっている まさに人を描いた作品だと思った 私は福岡の人間であり、主人公が福岡出身であることも引き込まれる要...
650ページにわたる長編小説 ただ内容が濃いため長いとは思わなかった アナキストの夫婦を中心に魅力的な登場人物が脇を固める それぞれが必死に行きながら、ぶつかり合って傷つけあっている まさに人を描いた作品だと思った 私は福岡の人間であり、主人公が福岡出身であることも引き込まれる要因であった 非常に面白かった
Posted by 

