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風よあらしよ
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風よあらしよ

村山由佳(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2020/09/25
JAN 9784087717228

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商品レビュー

4.2

81件のお客様レビュー

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2024/07/30

アナーキスト伊藤ノエの短くも熱い人生について。 昔は政治家などが今野芸能人みたいに取り沙汰されていた。 また、プライバシーもないから、メディアもめちゃくちゃ。 伊藤ノエの思想家としての凄さより、恋愛要素の方が強くなってしまっている。 思想を体現する恋愛というがただの詭弁に...

アナーキスト伊藤ノエの短くも熱い人生について。 昔は政治家などが今野芸能人みたいに取り沙汰されていた。 また、プライバシーもないから、メディアもめちゃくちゃ。 伊藤ノエの思想家としての凄さより、恋愛要素の方が強くなってしまっている。 思想を体現する恋愛というがただの詭弁に見える。日本が色々な思想の紆余曲折を経て今に至ったことは感じた。

Posted by ブクログ

2024/06/06

4.0 後半まで圧倒的な野枝の生き方に夢中になって読んだ。最後の5分の1は、読んでも読んでも終わらない。野枝の大杉を支える側になったことでの失速と悲劇的結末になかなか読み進めるのに苦労した。女性の自立をめざした人たちが、男に結構振り回されているのが興味深い。男も自分が選ぶと言う発...

4.0 後半まで圧倒的な野枝の生き方に夢中になって読んだ。最後の5分の1は、読んでも読んでも終わらない。野枝の大杉を支える側になったことでの失速と悲劇的結末になかなか読み進めるのに苦労した。女性の自立をめざした人たちが、男に結構振り回されているのが興味深い。男も自分が選ぶと言う発想なのだと思う。

Posted by ブクログ

2024/06/04

長かった、、、 けど、これは読めた 人物たちがとにかく飛び出ていたのと、それを描く文章がよかった。 この本が出てからだったか、賞を取ってからだったか覚えていないが、高橋源一郎や武田砂鉄のラジオに筆者がゲストで出演したり、大杉栄に関することをいろんな人が興奮気味で話すのを耳に...

長かった、、、 けど、これは読めた 人物たちがとにかく飛び出ていたのと、それを描く文章がよかった。 この本が出てからだったか、賞を取ってからだったか覚えていないが、高橋源一郎や武田砂鉄のラジオに筆者がゲストで出演したり、大杉栄に関することをいろんな人が興奮気味で話すのを耳にする機会が増えたので、気になって買ってはみたものの、分厚いし重いし、、、 というわけで、同時期に買った大杉栄の自伝のコンパクトさに惹かれて、そっちを先に読み始め、よく眠くなってしまうところもあったが読み終えた(その感想は途中まで書いたとこで止まっているが)。 満を辞してか、機が熟してか、読み始めると、面白さの引力の強さに、ただ身をあずける飲み。 メモを取る箇所も多く、いつものように進むのに時間がかかってしまったが、それはもう仕方なし。 こんな女性がいたということ。 その女性に少なからず影響を受けた人々がいて、かたやヒガミやネタミの対象でしか見れなかった人たちもいて、羨望させる野枝の存在感が増せば増すほど、彼女のようになれない自分の惨めさを打ち消すために、畏れが憎しみとなってあらわれ、野枝と大杉栄とを執拗に攻撃する。また、政府も世間も、共産主義者という、徹底的に叩いてもいいよね? という存在だったのをいいことに、少しでも憂さを晴そうと、好き放題やらかす始末で、野枝たちが不憫でならなくなるが、それほどまでに突出した存在だったことの証だったんだなと。 どうなんだろう、、、 もっと知られて然るべきというか、当時はさておき、現代あたりに至っては国民的な存在であるべき人物だと思うのだが、教科書をつくる側の人たちにとって、彼女や大杉栄というのは、素直に認めることのできない存在なのだろうか、、、 彼女の持つ光の強さの割には、意図的になのか、目立たなくされ過ぎている感が否めない。 とりあえずは、その光の強さに心を射抜かれてしまった人々の一員になれて、本当に良かったということだけは間違いない。

Posted by ブクログ

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