商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2020/08/28 |
| JAN | 9784101235325 |
- 書籍
- 文庫
深夜特急 新版(5)
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深夜特急 新版(5)
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商品レビュー
4
65件のお客様レビュー
この巻では、一生日本にいるだけでは絶対に味わえない感覚というものを一番強く感じた。 それは長旅特有の退廃的な感傷だ。 筆者は、果てしなく長い旅が終わりに向かいつつある中で、ここまでと異質の後ろ暗い感情に支配されるようになる。 アジアと欧州の文化が入り混じるトルコや、古代文明の痕...
この巻では、一生日本にいるだけでは絶対に味わえない感覚というものを一番強く感じた。 それは長旅特有の退廃的な感傷だ。 筆者は、果てしなく長い旅が終わりに向かいつつある中で、ここまでと異質の後ろ暗い感情に支配されるようになる。 アジアと欧州の文化が入り混じるトルコや、古代文明の痕跡を随所に感じられるギリシャを訪れる。自分だったら一番胸を躍らせるだろう。 筆者は旅の序盤から異国人の熱気、異文化的な触れ合いを浴び続け、新鮮さが摩耗した。 旅の中での唯一の使命を果たした。 唯一マストで立ち寄りたかった地も踏破した。 値切り交渉や一期一会の現地人からの施しもルーティン化し、擦れてしまった。 きっと居心地の悪い要素が重なって、病のように暗い感情が強くなるのだろう。 それでも筆者は旅を前に進める。ラスト一巻、旅との向き合いにどう結論を出すのか楽しみである。 自分は長旅をしたことがないから分からない感覚だが、この退廃的な側面が出てくるまで旅を続け、その感情も味わい尽くすことを含めて旅の醍醐味なのではないかと思った。 すぐにでも同じ感覚を体感しに飛び出したい、と思う一方明日の仕事に備えて寝ようとしている自分から。せめて思いだけ馳せて。
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旅はいよいよ壮年期に入り、心が浮き立つことの少なくなった主人公。 熊をけしかけられたり、見ず知らずの人からホームパーティーに誘われたりと読んでいるこちらは相変わらず面白いのですが、確かに小説にも最初の頃に感じた旅への情熱が感じられなくなってきています。 しかしながら、楽しい一冊で...
旅はいよいよ壮年期に入り、心が浮き立つことの少なくなった主人公。 熊をけしかけられたり、見ず知らずの人からホームパーティーに誘われたりと読んでいるこちらは相変わらず面白いのですが、確かに小説にも最初の頃に感じた旅への情熱が感じられなくなってきています。 しかしながら、楽しい一冊です。次が最後になります。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(第14章)パルテノン神殿に対して「観光地として生き永らえている」と印象を持つ感覚は少し分かるような気がした。 旅に好奇心や新鮮さ、刺激を感じなくなってくることを「旅の壮年期・老年期」と人生になぞらえていて、ますます旅を魅力に感じる。 「旅は私に二つのものを与えてくれたような気がする。ひとつは、自分はどのような状況でも生き抜いていけるのだという自信であり、もうひとつは、それとは裏腹の、危険に対する鈍感さのようなものである。(中略)「自信」が「鈍感さ」を生んだのだ。私は自分の命に対して次第に無関心になりつつあるのを感じていた。」
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