商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 毎日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2020/08/03 |
| JAN | 9784620326382 |
- 書籍
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歪んだ正義
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歪んだ正義
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
膨大な文献と資料の後が窺えてその道を志す人にとってはかなり貴重な本なのかなと感じた。 ただ自分のような興味レベルの読者にはちょっと難しかったかな。
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著者自身が言うように、同じように差別·貧困·死別·蹂躙に苦しんだある者はテロに走り、またある者は平和な生活に留まる。それを分かつ要素が何なのかを丁寧に突き詰めていった本である。ひとつひとつの要素が確かにローンウルフによるテロの引き金になりうるしテロ支援(エネイブラー)になり得ると...
著者自身が言うように、同じように差別·貧困·死別·蹂躙に苦しんだある者はテロに走り、またある者は平和な生活に留まる。それを分かつ要素が何なのかを丁寧に突き詰めていった本である。ひとつひとつの要素が確かにローンウルフによるテロの引き金になりうるしテロ支援(エネイブラー)になり得ると、納得の説明だった。イスラエルによるパレスチナのジェノサイドが始まる前に書かれているので、パレスチナ人の自爆攻撃に怯えるイスラエル人寄りの立場で書かれているのが気になるが、確かに他では読んだことのない内容で面白かった。もう少し無駄な言葉を削ぎ落として整理してあればよかった。
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自信の喪失、孤独・疎外感、精神病的性質。それらは適切なナラティブによって、惨めな惨状ではなく英雄の素質となる。 コミニケーションと自己実現としてのテロリズム。承認欲求がテロの要因だというのは新鮮で同時に凄くリアリティがあった。 思えば映画タクシードライバーもジョーカーも、自尊心の...
自信の喪失、孤独・疎外感、精神病的性質。それらは適切なナラティブによって、惨めな惨状ではなく英雄の素質となる。 コミニケーションと自己実現としてのテロリズム。承認欲求がテロの要因だというのは新鮮で同時に凄くリアリティがあった。 思えば映画タクシードライバーもジョーカーも、自尊心の回復を求めて、絶望した孤独な男が社会とのコミニケーションとして事件(テロ)を起こす映画だった。テロを防ぐ一番の方法は不幸な人間を作らないことなのかもしれない。 チー牛や弱者男性をバカにしているとテロを起こされるかもしれないというようにも読める。 必読本だと思う。
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