商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日出版社 |
発売年月日 | 2020/07/16 |
JAN | 9784255011875 |
- 書籍
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本の読める場所を求めて
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本の読める場所を求めて
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商品レビュー
3.8
36件のお客様レビュー
気軽に本を読むことの難しさ。 自宅や図書館、コーヒーチェーン、個人喫茶等々、読書に向かうまでにその人の生き様を読み取れると感じた。 私はどこでも本を読め、コーヒー代や席代を払うなら図書館で十分というケチ症ではあるが、フヅクエを自分へのご褒美として、いつか利用してみたいと思った。
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本を読むという個人的活動は、わたしにとって日常以外のなにものでもなくいつでもどこでも読めるし読む。 他の人の本を読むということを覗かせてもらえて、非常に興味深かった。 実際の案内書きが挟み込まれているのがとても良かった。お客さんとして初めて行ったら、と気持ちと雰囲気のシュミレーシ...
本を読むという個人的活動は、わたしにとって日常以外のなにものでもなくいつでもどこでも読めるし読む。 他の人の本を読むということを覗かせてもらえて、非常に興味深かった。 実際の案内書きが挟み込まれているのがとても良かった。お客さんとして初めて行ったら、と気持ちと雰囲気のシュミレーションができた。
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だいぶ共感できるところが多かった本。 自分自身は、そこまで「本を読む環境」にこだわる感覚は筆者ほどない(すぐ妥協する)けれど、たしかにシチュエーションと読書体験がマッチしたときの幸福感はわかるし、それを阻害するものに敏感になる感覚もわかる。 おそらく社会の多くの人からすると「読書...
だいぶ共感できるところが多かった本。 自分自身は、そこまで「本を読む環境」にこだわる感覚は筆者ほどない(すぐ妥協する)けれど、たしかにシチュエーションと読書体験がマッチしたときの幸福感はわかるし、それを阻害するものに敏感になる感覚もわかる。 おそらく社会の多くの人からすると「読書体験を求めてこじらせすぎ」に映るのではないかと思う。帯にある片桐はいりさんの「書を携えて、街に出る。人が人といてひとりになるためにいはこんなすったもんだが必要なんですね」というコメントも、「ぶっちゃけ呆れてんじゃん?」と思ったりもした。 が、筆者はそんなこと十分にわかっている。わかっていて、その上で、自分のように読書を大事に死ている人のために、自分が良いと思う場所を作ることに心血を注いで来たのだと思う。 その過程での思考プロセスをひとつひとつ丁寧に言葉にしていき、トレースすることで、より共感度が増した。 ややこじらせたような文体であえて書いていて、「こんなに読書にこだわっちゃう自分」を言外に皮肉るような雰囲気もあるが、それがユーモアとなっていてそういうところも共感できる感覚。 フヅクエぜひ行ってみたいな。
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