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童の神 ハルキ文庫時代小説文庫
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童の神 ハルキ文庫時代小説文庫

今村翔吾(著者)

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童の神 ハルキ文庫時代小説文庫

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2020/06/15
JAN 9784758443425

童の神

¥880

商品レビュー

4.3

68件のお客様レビュー

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2026/05/31

人ではなくて.暮らしが描かれています. どこで生きていて.どんな仕事をしていて.どんなふうに一日を過ごしているのか. その細かな積み重ねが愛おしくて.気がつくと物語の先よりも.その世界にもう少しいたいと思ってしまいます. 戦いや事件の場面ももちろんあります.けれど心に残るの...

人ではなくて.暮らしが描かれています. どこで生きていて.どんな仕事をしていて.どんなふうに一日を過ごしているのか. その細かな積み重ねが愛おしくて.気がつくと物語の先よりも.その世界にもう少しいたいと思ってしまいます. 戦いや事件の場面ももちろんあります.けれど心に残るのは.むしろ静かな日々の描写 食べること.働くこと.誰かと話すこと. そんな当たり前の営みが丁寧に描かれていて.生きることそのものの手触りが伝わってきます.

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2026/05/29

平安時代の都の外が舞台の珍しい小説(と私は思った) 「童の神」です。 陰陽師の安倍晴明の時代って言えば、何となく?な時代 国と言う形が定まる前、鬼・土蜘蛛・滝夜叉・山姥(やまんば)と言う集団と、 越後で生まれた桜暁丸(おうぎまる)恐らくロシア人とのハーフで、後に「酒呑童子」と...

平安時代の都の外が舞台の珍しい小説(と私は思った) 「童の神」です。 陰陽師の安倍晴明の時代って言えば、何となく?な時代 国と言う形が定まる前、鬼・土蜘蛛・滝夜叉・山姥(やまんば)と言う集団と、 越後で生まれた桜暁丸(おうぎまる)恐らくロシア人とのハーフで、後に「酒呑童子」と呼ばれる男の話。 もう、こんなの映画や大河ドラマに最適でしょ? 今村さんが得意な情景描写の素晴らしさと躍動感。 読了後、何だか映像で見たような錯覚のおちいる。 改めて、「今村翔吾」のすごさを感じます。

Posted by ブクログ

2026/05/28

毎日忙しく働いているのに、どこか心だけ置いていかれている。そんな感覚を抱えている人に、この『童の神』は深く刺さると思いました。 今村翔吾さんが描くのは、平安時代に“人ではないもの”として虐げられた「童」たちの物語です。 主人公の桜暁丸たちは、理不尽に居場所を奪われ、人外の者と...

毎日忙しく働いているのに、どこか心だけ置いていかれている。そんな感覚を抱えている人に、この『童の神』は深く刺さると思いました。 今村翔吾さんが描くのは、平安時代に“人ではないもの”として虐げられた「童」たちの物語です。 主人公の桜暁丸たちは、理不尽に居場所を奪われ、人外の者とされています。それでもなお、人として生きようともがき続けます。 この作品で特に忘れられないのが、師匠・蓮茂の存在でした。 「飯を食って眠るだけでは生きるとは言わぬ」 この言葉が、とにかく重い。 彼は、自分の技に誇りを持ち、ただ生き延びるためではなく、“何のために生きるのか”を貫こうとします。その姿は、効率や消耗に飲み込まれがちな現代の働き方に、鋭く問いを投げかけてくるようでした。 でも、この小説の魅力は“熱さ”だけではありません。 差別や暴力を描きながらも、最後まで「人をあきらめない」のです。他人を、仲間を、そして自分自身を。 その願いが、読み進めるほど静かに胸へ積み重なっていきます。そして1,000年後の私達にも問いかけられるシーンにはドキッとしました。 歴史小説として面白いのはもちろんですが、それ以上に、「今をどう生きるか」を問い返してくる力がある作品です。 疲れている時ほど、こういう“魂の熱量”を持った物語に救われるのかもしれません。

Posted by ブクログ

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