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童の神 ハルキ文庫時代小説文庫
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童の神 ハルキ文庫時代小説文庫

今村翔吾(著者)

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童の神 ハルキ文庫時代小説文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2020/06/15
JAN 9784758443425

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商品レビュー

4.3

72件のお客様レビュー

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2026/08/01
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※このレビューにはネタバレを含みます

童、それは子供、という意味ではなく奴隷の意味。人間として扱われなく、あくまでも人間の奴隷として呼ばれるものの総称。 桜暁丸自身も童として、産まれ、生きる。父、師匠、兄者、自分に付き従ってくれるものたち。みな、同じように人を愛し、子を為し、笑って過ごしているのに、京人はそれを許さない。 同じ童からの裏切りに合おうとも、いつか、全ての人類に平等な権利が与えられると信じて、戦い続ける酒呑童子(桜暁丸)。 「俺は人を諦めない。それが我らの戦いだ。」 桜暁丸が、最大の難局のときに「私が手勢の百と共に(敵を)止めます。父上ならば必ず同じことをするはずです。桜兄、酒の用意を頼みます。今宵は飲みましょう。」と微笑んだ欽賀を、来ないと解りながら、己の左腕を失ってもなお、一睡もせずに、2つ用意させた酒の波模を見つめているシーンが好きだった。 鬼、土蜘蛛、夜雀、犬神、滝夜叉、花天狗 怪し(鬼や天狗)を題材にした映画や小説はたくさんあるが、これこそがまさに、遥か昔、人間を差別したことの名残なのかもな、と、思った。 最後は桜暁丸は多くのものに別れを告げ、散っていった。 あとがきまで含めてかなり好き。 「鬼に横道なきものを」桜暁丸が、京人に向けて、最後にはなった一言。史実としてあるらしい。 「鬼(自分たち)に不正や卑怯な道はない」「正々堂々と生きている鬼に対して、人間が使うような卑怯なだまし討ちをするなんて情けない」という怒りと抗議の意味。作者はここから着想を得たらしい。

Posted by ブクログ

2026/06/28

差別された者たちが朝廷に挑む物語。人並み外れた技や、髪や目の色のせいで虐げられた者たちは、鬼や土蜘蛛と呼ばれ差別対象という設定(本当にそれらしい歴史があるのかもしれませんが)は、とても応援しやすい。 しかし、なかなかに焦れったい印象。平和のための戦いなのだから、相手を完全に悪とし...

差別された者たちが朝廷に挑む物語。人並み外れた技や、髪や目の色のせいで虐げられた者たちは、鬼や土蜘蛛と呼ばれ差別対象という設定(本当にそれらしい歴史があるのかもしれませんが)は、とても応援しやすい。 しかし、なかなかに焦れったい印象。平和のための戦いなのだから、相手を完全に悪として叩きのめすだけでは駄目だという流れなのだから仕方はないのだが、そこがわたしには合わなかった。

Posted by ブクログ

2026/06/20

「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」そんな言葉から始まる紹介文。 今村翔吾さん、なんでこんなに面白いんだ…。時代小説を避けてきた自分を恨むくらい最高でした。 ⁡ 鬼、土蜘蛛などと呼ばれる「童」VS朝廷軍。 構図はこうも簡単なのに、終わらない...

「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」そんな言葉から始まる紹介文。 今村翔吾さん、なんでこんなに面白いんだ…。時代小説を避けてきた自分を恨むくらい最高でした。 ⁡ 鬼、土蜘蛛などと呼ばれる「童」VS朝廷軍。 構図はこうも簡単なのに、終わらない戦い。差別なき世を、争いなき世を、誰もが渇望しているはずなのに身分が、肌の色が、生まれが…。あらゆる理由をつけて差別し、争いが起きる。 読んでいて、ひたすらに苦しいのに読み進める手は止まりませんでした。 ⁡ 読んでいる側からすると童の視点で、童の味方をしてしまいたくなりますが、渡辺綱は憎めないし、坂田金時の立ち位置は難しいし、犬神や夜雀も責められない。この微妙な立場で変な感情を持ちながら、圧倒的戦力差で終わりへと向かっていくのがキツかった…。 そしてどちらのサイドも出生、育ちが描かれ、完全に憎みきれないことや同情しきれないことがまたもどかしく、どっちつかずの立場で読み進められました。童の仲間も、京人も捨て難い。 (個人的には若干童よりですが笑) ⁡ 貴族と庶民。童と京人。そのくくりで人は語れないが、それは今だから言えること。過去の出来事や物語の背景を見る時同じことを言えるかは自分自身も微妙だなと思いました。 ⁡ まあ何が言いたいかと言うと、今村翔吾さん最高ということです!

Posted by ブクログ

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