商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2020/06/12 |
JAN | 9784488784010 |
- 書籍
- 文庫
第五の季節
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第五の季節
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商品レビュー
3.8
24件のお客様レビュー
『ほかの誰もが無条件で受けている敬意を、戦い取らればならない人々に』 人として与えられるべき当然の敬意を剥奪され、虐げられ、その虐げられていること自体を地の底深くに隠蔽されし者たちの、哀しみと痛み。 世界に対する憎しみ。 それゆえ、彼らがおこなう破壊行為はみな、その状況に対...
『ほかの誰もが無条件で受けている敬意を、戦い取らればならない人々に』 人として与えられるべき当然の敬意を剥奪され、虐げられ、その虐げられていること自体を地の底深くに隠蔽されし者たちの、哀しみと痛み。 世界に対する憎しみ。 それゆえ、彼らがおこなう破壊行為はみな、その状況に対する必然の抗議として、その権利を与えられねばならない。 「あんたは○○した。」と主人公に語りかけるような独特な二人称は、突き放すようでいてどこかしら優しさもこもっており、耳に心地よい。 彼女たちは、やがて選択をつきつけられることになる。それは単に「迫害の状況に抵抗するか、現状をよしとするか」という2択だけではない。 「”それ”を迫害として認識するか、しないか」「変容を望む自分自身に気づくか、気づかないままでいるか」という選択でもある。 それらの選択は、荒々しい葛藤としてではなく、切実な存在の痛みとして描かれる。 それでも立ち向かわないといけない。 ゆるされるべきでないことはやはり、ゆるされるべきではないのだから。 確固たる人権思想に基づいた力強いストーリー。 SFともファンタジーともつかない世界観も魅力的。 これは三部作一気に読みたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
SFに登場する科学は何でも解決する魔法に近いが、これは魔法 前人未踏、三年連続で三部作すべてがヒューゴー賞受賞に期待したが、ちょっと私には合わない 絶賛された『ハイペリオン』みたいに私は受け入れられなかった
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最初は分かりにくい部分があったが、段々とこの世界が見えてくると読みやすくなった。 思わずおぉっと声を上げる箇所が何箇所かあり、楽しめた。 第二部が楽しみである
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