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KGBの男 冷戦史上最大の二重スパイ
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KGBの男 冷戦史上最大の二重スパイ

ベン・マッキンタイアー(著者), 小林朋則(訳者)

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KGBの男 冷戦史上最大の二重スパイ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/06/09
JAN 9784120053108

商品レビュー

4.5

29件のお客様レビュー

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2023/10/20

事実は小説よりも奇なり、とはよく言うが、まさにこれ。 小説よりもハラハラドキドキ。こんなスパイが存在したとは。。。 すぱいふぁみりーなんて目じゃないぜ。

Posted by ブクログ

2023/06/24

一行も読み落とすことができない、手に汗握るノンフィクション。神経を集中させながら読み進めるほどに緊張感が増していく。二重スパイを勤めたゴルジエフスキーさんの信念や行動には賛同するが、奥さんが彼に裏切られたという言い分も分かる。彼女はソ連というケージの中で培養され、完全に洗脳されて...

一行も読み落とすことができない、手に汗握るノンフィクション。神経を集中させながら読み進めるほどに緊張感が増していく。二重スパイを勤めたゴルジエフスキーさんの信念や行動には賛同するが、奥さんが彼に裏切られたという言い分も分かる。彼女はソ連というケージの中で培養され、完全に洗脳されている状態に満足しているのだから…。ロシア、中国、北朝鮮は皆似たような方法で国民を洗脳し操っていることに改めて恐怖を覚える。 以下本書より抜粋。 「すべてのスパイは、自分が愛されているの感じる必要がある。スパイは、自分は必要とされていて、秘密のコミュニティーの一員であり、報いられ、信頼され、大切なされていると感じたいと思っている。担当官との絆は彼らにとって、嘘と欺瞞があふれる中で唯一の、永遠に続く本物のつながりだった。」

Posted by ブクログ

2023/01/17

ケンブリッジ大学在学中に共産主義に転向し、イギリス情報局に スカウトされるよう仕向け、ソ連の為に働いたのが「ケンブリッジ・ ファイブ」と呼ばれた二重スパイ集団のなかでも有名なキム・フィルビー。 そのキム・フィルビーがソ連へ亡命後、新たな二重パイが誕生した。 オレーク・ゴルジエ...

ケンブリッジ大学在学中に共産主義に転向し、イギリス情報局に スカウトされるよう仕向け、ソ連の為に働いたのが「ケンブリッジ・ ファイブ」と呼ばれた二重スパイ集団のなかでも有名なキム・フィルビー。 そのキム・フィルビーがソ連へ亡命後、新たな二重パイが誕生した。 オレーク・ゴルジエフスキー。KGB一家に生まれ、自身もKGBに入局。 家族の中で唯一、体制に批判的であった母の影響も根底にはあったの であろうが、入局後の2度のデンマーク勤務で西側世界の生活に触れ、 「プラハの春」弾圧で自国のイデオロギーに強い怒りを覚えた。 本書はゴルジエフスキー本人はもとより、彼に関わったイギリスの MI6の職員たちに取材して著わされた大作である。 彼がMI6、ひいては西側の為に働くようになった直後から、「もしも」 の時の為の脱出計画「ピムリコ」作戦が立てられた。モスクワ中心部 から、ゴルジエフスキーを無事に脱出させようというこの計画は、 関わった誰もが実際に行われないよう祈っていたのではなか。 実際、長年の間、彼はソ連の情報をイギリスへ送り続けながら、その 正体がKGBに露見することはなかった。 それどころか、KBGでは出世路線から外れると言われていた離婚を 経験しながらも、再婚後は順調にKGB内での階級を上げて行った。 だが、思わぬところから「KGB内に西側のスパイがいる」ことが 発覚する。この露見の過程は胸糞悪いけれど、興味深い。 状況証拠はあるが、ゴルジエフスキーが西側のスパイだという 決定的な証拠はない。それでも、KGBはイギリス支局に赴任して いたゴルジエフスキーをモスクワへ呼び戻す。適当な理由をつけて。 そして、遂に「ピムリコ」が発動する。 スパイ小説よりもスパイ小説なのだ、この脱出劇が。 ソ連側から「疑惑の人物」とされ、常に監視が付いているゴルジエフ スキーをモスクワ中心部から連れ去ろうとするのだから。 ドキドキしながら読んだし、手に汗握るとはこのことか…と思ったわ。 時のイギリス首相マーガレット・サッチャーさえ巻き込んだ二重スパイ は、今も存命である。ただ、再婚後に幸せな家庭を築いていた彼は、 愛した家族を一緒に連れて行くことは出来なかった。後々、再会を 果たすことにはなるのだが。 二重スパイとしては悔いはないのかもしれぬが、夫として、父として の彼は幸せだったんだろうか、と考えてしまった。 老齢になった二重スパイは、イギリスの片隅いある警備が厳重な家で、 少数の知り合いだけに囲まれて暮らしているそうだ。 古い作品だが『KGBの内幕』は、イギリス亡命後のコルジエフスキー が執筆し、日本でも発行されたんだよね。 いや~、面白かったわ。この著者、『キム・フィルビー かくも 親密な裏切り』も書いたんだよね。この作品も面白かったから、 ほかの著作も読んでみよう。

Posted by ブクログ

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