商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | CCCメディアハウス |
発売年月日 | 2020/04/01 |
JAN | 9784484202082 |
- 書籍
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兄の終い
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兄の終い
¥1,540
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商品レビュー
3.9
91件のお客様レビュー
妹、元妻、子どもたち、それぞれの気持ちを想像するととてもつらいのだが、多賀城での心温まる人々とのふれあいで救われた。 しかし、死体検案書や遺品整理など死んだあともいろいろお金がかかるのだなぁと自分の死後の心配をしてしまった。
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すごいな、この作者は。最終的にはお兄さんを許せたんだ。 作者は嫌っていてほぼ絶縁状態だった兄の突然の死を警察から知らされる。そこからの後処理の為に奔放する五日間を描いたノンフィクション小説。 ふとしたきっかけでネットで書評を発見し、その瞬間に読むことを決意した。 何故か。僕に...
すごいな、この作者は。最終的にはお兄さんを許せたんだ。 作者は嫌っていてほぼ絶縁状態だった兄の突然の死を警察から知らされる。そこからの後処理の為に奔放する五日間を描いたノンフィクション小説。 ふとしたきっかけでネットで書評を発見し、その瞬間に読むことを決意した。 何故か。僕にも大嫌いな兄がいるからだ。出来ることなら絶縁したいし、早くこの世からいなくなってほしいとすら思う。そんな僕だから、この本のあらすじには惹かれずにいられなかった。 読了後、最初に抱いた感想が冒頭の文章だ。この作者とは置かれた状況が違うといえど、両親の仕事なんとも言えない蟠りと憎しみを兄に抱いていた点は共通している。そんな作者が、兄の死後の後処理に奔放し、諸々の問題を片付けていく様は本当に素直に尊敬に値した。僕に同じように出来るか。とてもそうは思えない。この作者は兄のことを憎みきれなかった。そこが僕との違いだ。僕は完膚なきまでに憎みきっている。 僕の兄は小学生の男子を育てるシングルファザーでも無ければ、病気のせいで定職につけない50代中年でも無い。不謹慎かもしれないけど、僕はそのことに感謝したい気持ちになった。そうでなければこの作者のように大嫌いな兄のために奔走して最終的に哀れな兄を許す気になっていたのかもしれないのだから。この作者には畏敬の念しか無い。僕も50前後になればその境地に至れるのだろうか。 作者の甥っ子とそのお母さん達のこれからの人生が幸多きものであることを祈っている。
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警察署からの電話で兄の死を知った。周りに迷惑ばかりかける人だった。体を壊し、職を失い、貧困から這いあがることなく死んだ兄を弔うために、元妻、息子、妹である私が集まり…。怒り、泣き、ちょっと笑った5日間の実話。 短い時間に行われた作業がすごすぎる…。私にはできないと思った。 共著...
警察署からの電話で兄の死を知った。周りに迷惑ばかりかける人だった。体を壊し、職を失い、貧困から這いあがることなく死んだ兄を弔うために、元妻、息子、妹である私が集まり…。怒り、泣き、ちょっと笑った5日間の実話。 短い時間に行われた作業がすごすぎる…。私にはできないと思った。 共著繋がりで読んだ。
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