商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2020/03/19 |
JAN | 9784488266066 |
- 書籍
- 文庫
湖の男
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湖の男
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
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エーレンデュル捜査官シリーズの第四弾。 水位の下がった湖から遺体が発見される。 ロシア製の機械にくくりつけられていた遺体は、 婚約者の前から姿を消した農業機械のセールスマンなのか。 冷戦時代に東ドイツに留学した男のモノローグが重ねられていく。 国土は日本の三分の一ぐらい、人口は約35万人 日本のはるか北に位置するアイスランドがどういう国なのか 今一つ掴めていないが、 スパイ活動がありましたか、と聞いて回るとはどういうことなのだろうか。 みんながみんなを知っている国、と解説にあったが、 知り合いばかりの小さな国では、 裏切り者はいないということなのか。 ライプツィヒへの留学生たちに起こった出来事、 さらにそのあとにアイスランドで起こった事件は、 あまりにも予想通りで、逆にびっくりしたぐらい。 エーレンデュルの娘は、彼の同僚にけがを負わせ麻薬中毒治療施設に入っており、 今度は息子が登場した。 前作で知り合った検査技師の女性は、夫と離婚することにしたらしく、 エーレンデュルとの関係は進展した。 女性の同僚は料理本を出版し、男性の同僚はパートナーが流産したらしい。 元上司は病気ながらまだ生きているし、 男性の同僚にまとわりついている、妻子を車の事故で亡くした男も謎。
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エーレンデュル捜査官シリーズ4作目。 これまでの作品にも共通することですが、 ながい歳月が経過して、 忘れ去られていた事実を 少しずつ掘り起こしていく地道な捜査、 そして主人公である捜査官の 過去と現在の私生活、孤独感が 同時進行で語られます。 今回の事件の背景には 東西冷戦時...
エーレンデュル捜査官シリーズ4作目。 これまでの作品にも共通することですが、 ながい歳月が経過して、 忘れ去られていた事実を 少しずつ掘り起こしていく地道な捜査、 そして主人公である捜査官の 過去と現在の私生活、孤独感が 同時進行で語られます。 今回の事件の背景には 東西冷戦時代の出来事があります。 まぼろしの理想を追って 人々が失った時間、 重荷を背負って生きてきた時間が、 しみじみと描かれています。 失ったものを取り戻すことはできません。 これは主人公の人生にも、 私たちにもあてはまることですね。 東西の冷戦は、 いまや加熱状態にあります。 そしてまた悲劇が繰り返されています。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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続けて読みどっぷりアイスランドに嵌まった。アーナルデュル・インドリダソンの三冊目。この本のテーマは社会主義国とそこの若者達という感じ。旧ソ連の影が色濃く差す東ドイツに留学した学生たちの重い青春記とも。 東ドイツのライプツィヒ、ベルリンの壁崩壊以前の大学生たちの若さが痛々しく、先頃発見された殺害されたが遺骨の捜査と交互してストーリーは展開してゆく。 お馴染みになった刑事たち、二作目からここまでまた月日が経ったようでそれぞれの身辺少しずつ変化している。 情けないオヤジのエーレンデュルは相変わらず娘、息子と関係は築けてない…。 翻訳者の解説によると、北欧ではこのシリーズ15作目まで出版されてるとのこと! 先月発刊された文庫、早速本屋さんへ予約しに走った!
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