青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏 新潮文庫nex

伊与原新(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2020/01/27
• JAN: 9784101801827

商品レビュー

2024/08/09

東京の転校生･深澤が気にかけている幼なじみの席に座って名前をつぶやいた
壮多は打ち込んできた｢鹿踊り｣を怪我でメンバーから外され、流れで深澤や七夏が入部した宮沢賢治をリスペクトした地学部に入部する
そして、七夏は消え、先輩、深澤と三人で宮沢賢治ゆかりの土地を巡る旅に出かける。

○宮沢賢治を再読しなくては
○登場人物一人一人が大切にされている
みんなが自身と出会う旅でもある
青春やなあ！

2024/07/28

宮沢賢治に関して地学の面で調査するといったのが主な話だが、宮沢賢治を全く知らないので専門的知識過ぎて入り込めなかった。
宮沢賢治好きは興奮して読めるかも。

人間ドラマ的には面白かったけど、主人公の深澤くんに対するあたりが強くてそこは嫌悪感。

2024/07/07

高校生たちが抱える、将来や家族への思いや不安。何を目印に進めばよいのかもわからない、寄る辺ない感じ。
そして、顧問の先生や旅先で出会う大人たちが、彼らにそっと差しのべる手の温かさ…
うまいなぁ…。
後半は特に引き込まれました。
宮沢賢治の作品は、好きではないのに、気になって何度も読んでいます。賢治作品の解釈が作中に何度も出てきます。知らなかったこと、共感する部分などもあって、二重で楽しめました。
地学って以外に幅広い‼️