青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏 の商品レビュー
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この前の直木賞の作家さんの、 岩手が舞台で、宮沢賢治の地学がテーマの作品 花巻、遠野、宮古、区界、小岩井、八幡平を巡って真のイーハトーブを探す巡検旅行 賢治作品の舞台が次々と出てきて 高校で勉強した地学も盛り沢山だった 賢治最高
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(放送原稿から) 伊予原さんといえば、放送中のドラマ「宙わたる教室」が話題ですね。 定時制高校で科学部を立ち上げ、火星のクレーターを再現しようとする 年齢も環境も、その定時制に通っている事情もさまざまな登場人物たちが とてもイキイキとしているドラマです。 その伊予原さん、作家としてたくさんの小説を書かれていますが、 惑星物理学の博士でもあるそうで、宇宙や科学についての描写が詳しく、また美しいのもうなずけます。 文學と、宇宙、というと思い出すのが「銀河鉄道の夜」ですよね。 この「青の果て」は、副題の花巻農芸高校地学部の夏、の花巻からもわかるように、 作家、また科学者でもあった宮沢賢治が生きた場所をめぐるミステリーです。 地学部の高校生たちが、自分たちに起きている事件、 ちょっと意味深な転校生がやってきたり、メンバーが行方不明になる事件にまきこまれながら その場所を巡っていくという話になっています。宮沢賢治が好きな人にもおすすめです!
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宮沢賢治に対するオマージュ的作品。東京から深澤が転校してきて、花巻農芸高校に地学部が立ち上がる。八月に巡検( 学術研究のための実地調査)を企画していると七海が学校にこなくなる。七海になにがあったのか、深澤は何を隠しているのか。七海の幼馴染の壮多の視点で語られてゆく青春ミステリ。文学と地学の融合、そしてファンタジー。めがね橋を渡る釜石線に銀河鉄道を重ね合わせ七海の姿を無意識に探しているシーンは特にそういう描写がないにも関わらず頭の中に想起された。そして七海が描きかけの絵の空の色「青」の解釈が印象的でした。
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Amazonオーディブルで聴いた。 この作者さんが直木賞を取ったから。 直木賞受賞作は4月にオーディブル配信予定。 本作、途中までは面白かったけど、ネタばらし?以降はちょっとしらけてしまった…。
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NHKドラマ宙わたる教室に影響を受けて他の伊与原新さんの作品を読みたくて何冊かまとめて購入しました。 その中でも1番好みの作品です。 宮沢賢治の世界観、青春ストーリーとが上手く掛け合っていて、岩手へ旅したい!と思わせる作品でした。 Audibleにもあるので、ながら聞きもおすすめ...
NHKドラマ宙わたる教室に影響を受けて他の伊与原新さんの作品を読みたくて何冊かまとめて購入しました。 その中でも1番好みの作品です。 宮沢賢治の世界観、青春ストーリーとが上手く掛け合っていて、岩手へ旅したい!と思わせる作品でした。 Audibleにもあるので、ながら聞きもおすすめです。
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宮沢賢治作品を緻密に読みたいな、再読すると印象が変わるだろうな、と感じさせられた作品。高校生だからできることにうらやましさを感じながら読みました。生まれ故郷の郷土の伝統や、先人の残したもの、実際に言葉を交わすことがかなわぬ人への想いもあふれていて、ぐいぐい読みました。人との関係、...
宮沢賢治作品を緻密に読みたいな、再読すると印象が変わるだろうな、と感じさせられた作品。高校生だからできることにうらやましさを感じながら読みました。生まれ故郷の郷土の伝統や、先人の残したもの、実際に言葉を交わすことがかなわぬ人への想いもあふれていて、ぐいぐい読みました。人との関係、自分の心の内、納得できないものへの反発、そして、知りたいと思う気持ち、いろんな感情も感じさせてくれます。
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宮沢賢治をテーマにした地学部。 イーハトーブとはをもとめて夏休みに自転車でフィールドワークの旅に出る。 終盤は動きが大きくなって、色々な点が繋がって面白くなるがそこまで辿り着くまではなかなか読み進められなかった。 銀河鉄道の夜のきっかけになった場所に出会ったところはとても浪漫を感...
宮沢賢治をテーマにした地学部。 イーハトーブとはをもとめて夏休みに自転車でフィールドワークの旅に出る。 終盤は動きが大きくなって、色々な点が繋がって面白くなるがそこまで辿り着くまではなかなか読み進められなかった。 銀河鉄道の夜のきっかけになった場所に出会ったところはとても浪漫を感じた。 難しいというのが正直な感想。
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出だしの掴みと章の変わり目の場面の変化があるから全然飽きない。旅する後半なんか最初に工程出してるからわかるのがどんな作用するのかな〜と思ったけども上手ですね。そして最後の謎解きの数々がまた入ってくるし、答えが出た感じが凄くする。深澤は全く悪くないし、七夏の謎解きかなと思ったら壮太...
出だしの掴みと章の変わり目の場面の変化があるから全然飽きない。旅する後半なんか最初に工程出してるからわかるのがどんな作用するのかな〜と思ったけども上手ですね。そして最後の謎解きの数々がまた入ってくるし、答えが出た感じが凄くする。深澤は全く悪くないし、七夏の謎解きかなと思ったら壮太の事だったとか、2人は子供の頃出会い繋がっている所が良いです。何より土台に宮沢賢治の銀河鉄道の夜を置くのがワクワクする。地学でも文学でも天体観測でも宮沢賢治が探せるという、地元でも知らない世界、4回も書き換えられた事実も斬新な。
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東京の転校生・深澤が気にかけている幼なじみの席に座って名前をつぶやいた 壮多は打ち込んできた「鹿踊り」を怪我でメンバーから外され、流れで深澤や七夏が入部した宮沢賢治をリスペクトした地学部に入部する そして、七夏は消え、先輩、深澤と三人で宮沢賢治ゆかりの土地を巡る旅に出かける。 ...
東京の転校生・深澤が気にかけている幼なじみの席に座って名前をつぶやいた 壮多は打ち込んできた「鹿踊り」を怪我でメンバーから外され、流れで深澤や七夏が入部した宮沢賢治をリスペクトした地学部に入部する そして、七夏は消え、先輩、深澤と三人で宮沢賢治ゆかりの土地を巡る旅に出かける。 ○宮沢賢治を再読しなくては ○登場人物一人一人が大切にされている みんなが自身と出会う旅でもある 青春やなあ!
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宮沢賢治に関して地学の面で調査するといったのが主な話だが、宮沢賢治を全く知らないので専門的知識過ぎて入り込めなかった。 宮沢賢治好きは興奮して読めるかも。 人間ドラマ的には面白かったけど、主人公の深澤くんに対するあたりが強くてそこは嫌悪感。
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