商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2019/11/26 |
JAN | 9784087716863 |
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チンギス紀(六)
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チンギス紀(六)
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第六巻。 金軍がタタル族討伐のために動き出し、テムジンも金国の要請に応じて出兵を決意します。 ただ、草原の部族で金国と連合したのは、テムジン率いるキャト軍とケレイト王国のトオリル・カンのみで、他の部族(ex.ジャンダラン氏のジャムカやメルキト族のトクトア、タイチウト氏のタルグダ...
第六巻。 金軍がタタル族討伐のために動き出し、テムジンも金国の要請に応じて出兵を決意します。 ただ、草原の部族で金国と連合したのは、テムジン率いるキャト軍とケレイト王国のトオリル・カンのみで、他の部族(ex.ジャンダラン氏のジャムカやメルキト族のトクトア、タイチウト氏のタルグダイ等々・・)は“反金”の立場を取ったことにより、草原の民の陣営が“親金”と“反金”に大きく二分される流れになっていき・・・。 わーん・・(( ノД`)シクシク…。 恐れていたことが、六巻目にして起こってしまいました・・。 テムジンが金国サイドについた事によって、“反金”のジャムカと袂を分かつことになってしまい、二人の仲良しっぷりを見るのが好きだった私は、実に寂しく思っております。 この巻の後半で、早くもテムジン軍とジャムカ軍が遭遇戦をする場面が出てくるのですが、別にお互いを嫌いになったとかではなく、立場的に敵対せざるを得ない関係になった上での闘い、というのがまた切ないですね。 いつか、二人がまた連合するときが来ますように・・と祈るばかりです。 そして、寂しいといえば前述の対ジャムカ戦で、テムジン軍の古参メンバーの“あの人”がテムジンをかばって散ってしまいましたね。 ただ、その代わりといっては何ですが、新たに“雷光”・ムカリという魅力的なキャラが加わって、戦力としても頼もしいですし、ムードメーカー的な役割もしてくれそうで期待しております。 金国との連合で南に拠点を作ったり、着実に領土を広げているテムジンですが、今回ちょっと別方面で“やらかし”てしまいます。 コンギラト族のブトゥという青年を気に入ったテムジンが、彼と妹のテムルンを勝手に結婚させようとしてしまい、母のホエルンに“テムルンには好きな人おるのに!”と、キレられて、“そっち方面に疎い”一面が明らかにw。 結果、テムルンは想いを寄せる“彼”とめでたく結婚できてよかったのですが、これに懲りたテムジンがすっかり“縁談恐怖症”になってしまったのが、何だか可愛いですね。 まさに群雄割拠といった感じの草原の状況ですが、トクトアが隠棲し、新たにメルキト族の長となったアインガとタイチウトのタルグダイが接近しているのも気になるところ・・・今後の展開に目が離せませんね~。
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感想 テムジンの俺は俺であって、金国と一緒に戦おうが自分の決めたことをやる、というセリフが妙に頭から離れない。 金国への態度で旗幟鮮明になった。テムジンとケレイト王国は金国寄り、それ以外は反金国。次巻あたりで大きな戦の予感。 あらすじ テムジンが金国に呼応してタタル族に攻め込んだ。テムジンは電撃の突撃でタタル族に大きな損害を与える。ケレイト王国も遅れて参戦し、タタルは大敗する。ケレイト王国は金国から草原の王を名乗ることを許され、テムジンはタタル領の警備と追討ちにかかる。 メルキト族のトクトアが、若いアインガに族長を譲った。テムジンがキャト氏の嫡流のサチャ・ベキを葬り、キャト氏の長として立った。 ジャムカとテムジンは金国に対する姿勢の違いからぶつかることになり、テムジンはチルギダイを失う。 弟のカチウンが法の整備を始めた。ケレイト王が烏律を殺し、軍事へと舵を切る。
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チンギス紀 六 断金 北方謙三 ∞----------------------∞ 金国軍とタタル軍の戦。金国のトオリル・カンへの褒賞は、草原の王カンを名乗れること。テムジンへは百人隊長となって金国国境の警備をすること。 反金国のジャンダランとついに敵対することになる。 メルキトの長はトクトアからアインガへ。メルキトとタイチウトは反金国軍として手を組む。 チルギダイはテムジンを庇って命を落とし、ソルカン・シラは老いて病で亡くなった。 泥胞子の遣いとしてやってきたムカリはジェルメや左箭より強いという。そのムカリを隊長とした戦の中で変幻自在に動く五十騎の騎馬隊を組む。 恋愛に疎いテムジンは、ボオルチュとテムルンの仲に気づいてなかった。娘の婿探しの旅にも臆病なテムジン。 ボルテは恰幅が良くて(想像)度量もある、フフーは線が細く神経質。子供の育て方も全く違うし、夫へどう支えになっているかも違うと思う。 2023/02/11 読了 (図書館)
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