商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2019/11/20 |
JAN | 9784488111069 |
- 書籍
- 文庫
赤毛のレドメイン家
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赤毛のレドメイン家
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商品レビュー
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「闇からの声」がおもしろかったので、こちらも続けて読んでみた。「闇からの声」の3年前の作品。 舞台はコーンウォール地方、ダートムーアの荒野。調べる人はスコットランドヤードの若き刑事ブレンドン。事件当事者は題名のごとく「赤毛のドレメイン家」の人々。ドレメイン家の4兄弟と、長兄の遺...
「闇からの声」がおもしろかったので、こちらも続けて読んでみた。「闇からの声」の3年前の作品。 舞台はコーンウォール地方、ダートムーアの荒野。調べる人はスコットランドヤードの若き刑事ブレンドン。事件当事者は題名のごとく「赤毛のドレメイン家」の人々。ドレメイン家の4兄弟と、長兄の遺児ジェニー。そのジェニーからジェニーの身に降りかかった災難について調べてほしいと手紙を受け取る。 話を聞くと、ジェニーの夫がどうやら叔父のロバートに殺されたようなのだという。しかし肝心のジェニーの夫の遺体は無く血があるだけ。そしてブレンドンは若きジェニーに心奪われた様子。そして叔父たちに次々に災難がふりかかるが、ブレンドンはなかなか解明できない。 遺体が無いというのが、おかしいな、と思うのだがブレンドンは意に介さない様子でロバート追及に突き進む。で後半あたりから、はてはこいつとこいつが怪しいか? となり、おまけにアメリカの探偵ギャンズも登場し、後半はその怪しいやつが明かされその怪しいやつをいかに追い詰めるか、という進みになる。が最後の最後でもうひとつどんでん返しがあり、これにはうなった。 最後に捕まった犯人が著した告白文が載っているのだが、これはいらなかったんじゃあないか。「闇からの声」でも感じたが、情景描写がだらだらと続くのは同じで読みづかれてしまい、犯人が分かってしまうと告白文を読む気力が無かった。しかし、いったいつきとめられるのか、という期待感は高まるので、なにかフィルポッツって不思議な作家。 「闇からの声」もそうだが、ドレメイン家も遺産相続が事件の鍵。 1922発表 2019.11.22初版 図書館
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2024/4/18~ スコットランド・ヤードの刑事ブレンドンは休暇のためダートムアを訪れ、釣りへ行く途中で絶世の美女とすれ違った。 そんな折町でペンディーン殺人事件が起き、その妻からの捜査依頼の手紙が届く。その妻こそが例の女性であった。彼女の話によると夫がバンガローで殺害されたら...
2024/4/18~ スコットランド・ヤードの刑事ブレンドンは休暇のためダートムアを訪れ、釣りへ行く途中で絶世の美女とすれ違った。 そんな折町でペンディーン殺人事件が起き、その妻からの捜査依頼の手紙が届く。その妻こそが例の女性であった。彼女の話によると夫がバンガローで殺害されたらしいと言う、バンガローには多量の血痕が残され、死体も発見されず犯人と目されたロバート・レドメインは目下逃走中とのことであった。 叔父のベンディゴーはロバートと再び会見するがそこに二人の姿はなく血痕と足跡が残されていた。
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あの江戸川乱歩がミステリーベスト10に入ると絶賛した本作。期待値が大きかっただけに、そこまでの衝撃は受けなかったが、発表されたのが1920年代ということを踏まえると、歴史に残る小説だと感じた。前半の探偵役ブレンドンと後半の探偵役ギャンズの対比も物語の深みを増していると感じた。
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