商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2019/08/28 |
JAN | 9784163910413 |
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熱源
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商品レビュー
4.1
344件のお客様レビュー
最初の方はどことなく コメディチックで 楽しく読めていたけど 次第に昨今の世界情勢のことも 考えてしまったりして 重い何かを投げかけられた 読後感になった いつの時代も犠牲になるのは 辺境や弱い立場の人々で 彼らが戦争を望んだ訳でもないのに アイデンティティを奪われ 従わざるを...
最初の方はどことなく コメディチックで 楽しく読めていたけど 次第に昨今の世界情勢のことも 考えてしまったりして 重い何かを投げかけられた 読後感になった いつの時代も犠牲になるのは 辺境や弱い立場の人々で 彼らが戦争を望んだ訳でもないのに アイデンティティを奪われ 従わざるをえないように コントロールされていくだなと 思うと苦しくなった 過去に読んできた本や漫画と 気になって手に取った本の世界が 重なっていて 単独で読むより 重奏的に楽しめた時 読書してきて良かったなぁと思う ブックオフにて購入
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※このレビューにはネタバレを含みます
アイヌのことが知りたくて読みましたが、直木賞作品とは知りませんでした。けっこう壮大なスケールです。 ロシア人、日本人、ポーランド人、リトアニア人といろんな人種が出てくるけれど、アイヌこそ誇り高き民族だと感じます。 「どうして誰もこの島を放っておけないのだ。人が住んでいる。ただそれだけではどうしていけないのだ。どうしてこんな嵐が吹き荒れるのか」砲弾の飛び交う中で叫ぶアイヌの女性。今も世界のあちらこちらで起きている戦争の愚かさ、はかなさを思います。 登場人物の容赦ない死別には悲しみが募ります。自分の妻子を捨てて祖国へと向かったブロニスワフには生きて再びサハリンに戻って欲しかった。
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アイヌの歴史史実を元にした作品。勉強にもなるし、途中に出てくるアイヌ料理の泥を使った料理の件で思わず笑ってしまうユーモアもあるが、トータルでは突出したものとは感じなかった。ただ、読了後に登場人物を調べると本当に史実だったのだとびっくりもして、そこを掘り起こしたのはすごいなと思う。...
アイヌの歴史史実を元にした作品。勉強にもなるし、途中に出てくるアイヌ料理の泥を使った料理の件で思わず笑ってしまうユーモアもあるが、トータルでは突出したものとは感じなかった。ただ、読了後に登場人物を調べると本当に史実だったのだとびっくりもして、そこを掘り起こしたのはすごいなと思う。直木賞。
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