商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2019/09/02 |
JAN | 9784758413428 |
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商品レビュー
3.8
258件のお客様レビュー
映画監督と脚本家の話 2人は幼い頃に同じ地区に住んでいた過去があり監督は映画を撮りたいとコンタクトを取る 監督の幼い頃に隣の家に住んでいた防火壁の隣にいたと思っていた女の子沙良が兄によって一家殺しの被害者となっていた だけど情報を集めていくごとに自分が思っていた相手とは違っ...
映画監督と脚本家の話 2人は幼い頃に同じ地区に住んでいた過去があり監督は映画を撮りたいとコンタクトを取る 監督の幼い頃に隣の家に住んでいた防火壁の隣にいたと思っていた女の子沙良が兄によって一家殺しの被害者となっていた だけど情報を集めていくごとに自分が思っていた相手とは違ったのではないか 脚本家と監督そして他にも関わる人たちのいろんな思いや視点で描かれている
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引きこもりだった兄が、妹と両親を殺害した『笹塚町一家殺害事件』この事件の映画を撮りたいと映画監督・香が、笹塚町出身の脚本家・真尋に相談する所から物語が始まる。なぜ今頃、15年前の事件の映画を撮ろうと思いたったのか。何を知りたいのか。ふたりが事件の真相に迫る話。 先入観からの決め...
引きこもりだった兄が、妹と両親を殺害した『笹塚町一家殺害事件』この事件の映画を撮りたいと映画監督・香が、笹塚町出身の脚本家・真尋に相談する所から物語が始まる。なぜ今頃、15年前の事件の映画を撮ろうと思いたったのか。何を知りたいのか。ふたりが事件の真相に迫る話。 先入観からの決めつけがよく無い事、見た目と本当の姿が違うこともありうることを痛感した。 『辛い過去』と向き合う事は勇気がいるけど、香も真尋も知ることにより『辛い過去』から救われたのは良かった。散りばめられた伏線を見事に回収し、最後は謎が解けてスッキリ。 何冊か湊かなえさんの作品を読了したが、イヤミスでは無い作品は初めてで新鮮。新たな一面が見えた作品。
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湊かなえ著『落日』(角川春樹事務所) 2019.9発行 2024.4.15読了 本書は、映画監督視点の章と脚本家視点の章とが交互に展開する構成をとっている。映画監督視点の章は「エピソード○」、脚本家視点の章は「第○章」と銘打ち、それぞれ7章ある。まず、映画監督視点の「エピソード1」から始まり、次に脚本家視点の「第1章」が始まって、最後は映画監督視点の「エピソード7」で終わる。 「エピソード◯」はほとんど映画監督の回想で占められ、現在の視点での描写は終章の「エピソード7」のみである。 一方、脚本家視点の「第○章」はすべて現在の視点で描かれており、時系列順に物語が進行している。 映画監督視点の物語と脚本家視点の物語をどう交錯させて一つの物語に構築していくかが作家の腕の見せ所だと思うが(どの情報をどこで開示して、どの情報をどこまで隠しておくか、など)、さすがにベテラン作家なだけに物語をうまく一つにまとめ上げている。 しかし、あまりにも話が綺麗にまとまりすぎていて鼻白む部分があるのも否めない。本書は湊かなえの代表作にはなり得ないだろう。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I029906205
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