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落日

湊かなえ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2019/09/02
JAN 9784758413428

商品レビュー

3.8

309件のお客様レビュー

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2026/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後まで読んで、あーオチはこうか、と言う事で 面白くなくはないがとても疲れる構成だった。 誰がこの章で主人公なのか、誰が今語っているのか、 わかりづらかった。 そして回りくどい。 何度も同じような性格描写が出てきて飽きた。

Posted by ブクログ

2026/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新進気鋭の映画監督である"香"と、うだつの上がらない脚本家見習いの"真尋"が「笹塚町一家殺人事件」の真相にせまる湊かなえの『落日』。 本作において最も魅力的だったのは、登場人物たちが持つ「知りたい」という価値観の対比と、その関わり合いを通じて価値観が変容していく様である。 香はかつて、父の死や母からの拒絶に対する自己防衛から「知りたい」という欲求にバリアを張っていた。 しかし、同級生が「最後の晩餐」を調べる姿を見たことをきっかけに、父が最後に見た映画を知りたいと強く願うようになり、「知ることが救いになる」という生き方に変容していく。 一方、真尋は姉の死から目を背け、「真相を知っても事実は変わらない、知りたいと思うのはエゴだ」と語った。 香と衝突する中で自分の逃避に直面し、ついに姉のことを「知りたい」と向き合ったことで、事件の真相へと辿りついてゆく。 本作は「知る」という行為が多角的に描かれている。 知ることは生きる支えであり、前に進む力であり、救いであると同時に、エゴでもあるという。 かのアリストテレスが「すべての人間は、生まれつき知ることを欲する」と述べたように、知ることは人間を人間たらしめる根源的な欲求であることは間違いないだろう。 しかし、そこに「エゴ」というどす黒い側面を孕んでいるということを突きつけられたことは、目からウロコだった。 最後に、タイトルについて考えたい。 『落日』とは、太陽の沈みゆく様を意味する。 事件の真相が真尋の脚本によって暴かれるラストは、 まさに本作にとっての日没、つまり物語の激しい終焉そのものであったように感じる。 随所に散りばめられた伏線が、文字を追うごとに回収されていく様は、まるで走馬灯を見ているかのようだった。 このタイトルは事件の闇の終焉と、登場人物のそれぞれの葛藤の終着点を指し、その様を疾走感あふれる伏線回収により表現したのではないかと推し量る。 心躍る読書体験で、忘れられない一冊となった。

Posted by ブクログ

2026/08/25

湊かなえさんらしい、過去と現在が少しずつ繋がっていく作品。 序盤は「これがどう繋がっていくんだろう?」と思いながら読み進めていたけれど、ラストに向かって伏線がどんどん回収されていくのが気持ちいい。 人によって見えているものや記憶が違えば、同じ出来事でも「事実」と「真実」は違う...

湊かなえさんらしい、過去と現在が少しずつ繋がっていく作品。 序盤は「これがどう繋がっていくんだろう?」と思いながら読み進めていたけれど、ラストに向かって伏線がどんどん回収されていくのが気持ちいい。 人によって見えているものや記憶が違えば、同じ出来事でも「事実」と「真実」は違うものになるんだな、と考えさせられる作品。 湊かなえさんの作品らしく、人間の嫌な部分や重たい過去も描かれていて苦しくなるところはある!それがいい!

Posted by ブクログ

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