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わたしのいるところ 新潮クレスト・ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/08/23 |
JAN | 9784105901592 |
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わたしのいるところ
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商品レビュー
4
56件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ローマっぽいどこかの街に暮らす、40代の一人暮らし独身女性のエッセイ風の小説。長編ということだけど、中身はとても短い日常の場面がとにかくたくさん並んでいて、歩道で、道で、仕事場で…というふうに、場面場面の場所が章題になっている。主人公は恋人もいるし、友人も複数いるし、定期的に訪ねる母親もいるが基本的に暗くて孤独である(なんじゃそりゃと思わないでもないが)。ここが自分の居場所と言えるような感覚が全然感じられないのだ。その孤独を嫌がるでもなく、特別好むでもなく、ただそうしている、という感じが印象的だった。 私は友達が少なくて家族と過ごす以外は大体一人だからその感覚もちょっとわかるが、わかるからなんだか怖くなる。もう死んでいる父親への恨み言とか、特に怖かった。他の人間たちとちゃんと触れ合うことなく、本当は分かるべきことを何にも分からないまま孤独に人生を終える気がしてしまう。最後に主人公が町を出るのは少しほっとした。
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28741845
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インド系アメリカ人、ジェンパ・ラヒリの長編、とのことだがどちらかというと掌編集。 何気ない日常の風景を淡々と綴った作品。 掌編集のように、場面場面でしっかりと区切られる。その中でも、ずっと恋焦がれている既婚者の友人との関係、世界中を転々とする友人、母親との関係などは一つのストーリーとして盛り込まれる。 他の小説の合間にも読める、良い作品。
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