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老父よ、帰れ
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老父よ、帰れ

久坂部羊(著者)

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老父よ、帰れ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2019/08/07
JAN 9784022516268

老父よ、帰れ

¥1,760

商品レビュー

4

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2024/09/28

 著者の『老乱』を以前に読んだ。それは認知症当事者の目線から書かれていたけれど、これは家族からの視点。  認知症専門医の講演を聴いて感動し、認知症で施設に入所している父親を引き取ることにした主人公矢部好太郎。好太郎の前向きさに、危なっかしく感じることもあるけれど、父親を想う気持...

 著者の『老乱』を以前に読んだ。それは認知症当事者の目線から書かれていたけれど、これは家族からの視点。  認知症専門医の講演を聴いて感動し、認知症で施設に入所している父親を引き取ることにした主人公矢部好太郎。好太郎の前向きさに、危なっかしく感じることもあるけれど、父親を想う気持ちが羨ましく感じた。父親を介護しながら、元気だった頃の父親のことを思い巡らし、こんなことをしてくれたなぁ、と感謝する。  認知症が重くなると、介護する家族は大変だと思う。みんながみんなそうではないが、親が自分にかけてくれた愛情が子どもの内に確かに在るのならば、葛藤を抱えたとしても、やっていけるのかなと思う。  認知症に対して、否定的な思いしかなく、差別的な発言をする人も登場する。腹を立てながらも、好太郎がめげずに頑張れるのは、話を聴いてくれる家族だったり、援助者がいるからなのだろう。  最後は、父のことを思い出し、読みながら泣いてしまった。  父のことは、やはり悔いが残っている。ちゃんとした知識があれば、違う行動を取れたと思う。そう思うと、好太郎が認知症についてだけではなく、体についても相談できる医師がいたのは本当に幸いなことだと思う。  つながり、ネットワーク、感謝の思い・・・認知症に限らず、高齢の親を見守るには必要。一人で抱え込まないように。

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2023/02/14

1冊丸ごと、認知症の親を介護する家族の悲喜こもごもに焦点を当てた物語。 老人ホームに入居していた認知症の父、茂一を自宅に引き取る事を決意した、45歳の矢部好太郎が主人公。 親への「恩返し」のつもりで、父の介護に懸命に取り組む好太郎の前に、次々と問題が立ちはだかる。 食事の世...

1冊丸ごと、認知症の親を介護する家族の悲喜こもごもに焦点を当てた物語。 老人ホームに入居していた認知症の父、茂一を自宅に引き取る事を決意した、45歳の矢部好太郎が主人公。 親への「恩返し」のつもりで、父の介護に懸命に取り組む好太郎の前に、次々と問題が立ちはだかる。 食事の世話や排泄・入浴介助だけでも過酷なのに、認知症に加えて新たな病気、マンションの隣人問題など、想像以上の現実がそこにはあった。 コミカルなタッチで描かれているので軽快に読み進める事が出来るが、死生観や介護に対する姿勢について深く考えさせられた作品。

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2023/01/03

認知症の父を、施設から引き取り、自宅介護に奮闘する長男好太郎。 この好太郎がもう…思い込みが激しくて、せっかちで、読んでいてハラハラするのだが、当人の一生懸命さと、周囲の家族たちの協力もあり、なんだか見守るように読み進めてしまった。 認知症が徐々に進行していく過程を本人の視点か...

認知症の父を、施設から引き取り、自宅介護に奮闘する長男好太郎。 この好太郎がもう…思い込みが激しくて、せっかちで、読んでいてハラハラするのだが、当人の一生懸命さと、周囲の家族たちの協力もあり、なんだか見守るように読み進めてしまった。 認知症が徐々に進行していく過程を本人の視点から描いた、同作者の『老乱』も非常に印象に残っているが、今作は既に意思の疎通も難しくなっている父を介護する息子の視点で描かれていて、介護の大変さが伝わってくる。 介護の中で生まれる負の感情は、ほとんどが自分の都合だというのは、とても納得できる。 ただ、介護を自分の生活の全てにしてしまっては、自分自身が壊れてしまうので、きれいごとだけでは介護は出来ないのが現実なんだと思う。 作品の中では、空回りしつつ頑張る好太郎を苦笑いでサポートする妻、離れた所から冷静に温かく見守る弟夫婦など、家族に恵まれていて、難しいテーマだが楽しく読めた。

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