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老父よ、帰れ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2019/08/07 |
JAN | 9784022516268 |
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商品レビュー
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24件のお客様レビュー
著者の『老乱』を以前に読んだ。それは認知症当事者の目線から書かれていたけれど、これは家族からの視点。 認知症専門医の講演を聴いて感動し、認知症で施設に入所している父親を引き取ることにした主人公矢部好太郎。好太郎の前向きさに、危なっかしく感じることもあるけれど、父親を想う気持...
著者の『老乱』を以前に読んだ。それは認知症当事者の目線から書かれていたけれど、これは家族からの視点。 認知症専門医の講演を聴いて感動し、認知症で施設に入所している父親を引き取ることにした主人公矢部好太郎。好太郎の前向きさに、危なっかしく感じることもあるけれど、父親を想う気持ちが羨ましく感じた。父親を介護しながら、元気だった頃の父親のことを思い巡らし、こんなことをしてくれたなぁ、と感謝する。 認知症が重くなると、介護する家族は大変だと思う。みんながみんなそうではないが、親が自分にかけてくれた愛情が子どもの内に確かに在るのならば、葛藤を抱えたとしても、やっていけるのかなと思う。 認知症に対して、否定的な思いしかなく、差別的な発言をする人も登場する。腹を立てながらも、好太郎がめげずに頑張れるのは、話を聴いてくれる家族だったり、援助者がいるからなのだろう。 最後は、父のことを思い出し、読みながら泣いてしまった。 父のことは、やはり悔いが残っている。ちゃんとした知識があれば、違う行動を取れたと思う。そう思うと、好太郎が認知症についてだけではなく、体についても相談できる医師がいたのは本当に幸いなことだと思う。 つながり、ネットワーク、感謝の思い・・・認知症に限らず、高齢の親を見守るには必要。一人で抱え込まないように。
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「認知症の介護」についての講演会に参加して一念発起、有料老人ホームに預けていた父親を自宅で介護する道選んだ主人公・矢部好太郎とその家族、離れて暮らす弟家族、集合住宅の住人も関わって展開される、認知症介護小説。 今回の作品は『老乱』と異なり、認知症当事者側の視点は描かれておらず、介...
「認知症の介護」についての講演会に参加して一念発起、有料老人ホームに預けていた父親を自宅で介護する道選んだ主人公・矢部好太郎とその家族、離れて暮らす弟家族、集合住宅の住人も関わって展開される、認知症介護小説。 今回の作品は『老乱』と異なり、認知症当事者側の視点は描かれておらず、介護する人々の苦闘や苦悩が記されている。自分の考えだけで一人奮闘する好太郎の姿が、もう少し周りの協力を得て介護にあたればいいのに、と思うと読んでいてシンドかった。それでも最終的に、医師やヘルパーなど協力者の助けを得て、父親に対する態度が変化した主人公に救われた気分になれた。
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1冊丸ごと、認知症の親を介護する家族の悲喜こもごもに焦点を当てた物語。 老人ホームに入居していた認知症の父、茂一を自宅に引き取る事を決意した、45歳の矢部好太郎が主人公。 親への「恩返し」のつもりで、父の介護に懸命に取り組む好太郎の前に、次々と問題が立ちはだかる。 食事の世...
1冊丸ごと、認知症の親を介護する家族の悲喜こもごもに焦点を当てた物語。 老人ホームに入居していた認知症の父、茂一を自宅に引き取る事を決意した、45歳の矢部好太郎が主人公。 親への「恩返し」のつもりで、父の介護に懸命に取り組む好太郎の前に、次々と問題が立ちはだかる。 食事の世話や排泄・入浴介助だけでも過酷なのに、認知症に加えて新たな病気、マンションの隣人問題など、想像以上の現実がそこにはあった。 コミカルなタッチで描かれているので軽快に読み進める事が出来るが、死生観や介護に対する姿勢について深く考えさせられた作品。
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