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アーモンド
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アーモンド

ソン・ウォンピョン(著者), 矢島暁子(訳者)

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アーモンド

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2019/07/11
JAN 9784396635688

アーモンド

¥1,760

商品レビュー

4.1

699件のお客様レビュー

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2026/07/01

文章からとても映像が見える。 作者の方が元々映画監督だと知って納得。 これ映画化したらとても面白いなと思ったけれど、小説だからこその余地も美しいなとも思う。 登場人物たちの仕草や行動、表情などとても映像的。 だからこそ、失感情症の主人公の独白も映える。 最初は感情を感じない...

文章からとても映像が見える。 作者の方が元々映画監督だと知って納得。 これ映画化したらとても面白いなと思ったけれど、小説だからこその余地も美しいなとも思う。 登場人物たちの仕草や行動、表情などとても映像的。 だからこそ、失感情症の主人公の独白も映える。 最初は感情を感じない主人公だったが、少しずつ、様々な人と出会い、感情と出会っていく。 受動的だった主人公がだんだんと能動的になっていく。 やり方を真似てきた主人公が、自身で選び取っていく。 感情というものについて、ずっと考えてきた主人公が、感情と向き合い、時に感情に振り回されながらも、自分を愛して、他者を愛していく姿はよかった。 理性というか、知識がある程度ある状態で、はじめての感情に出会う、その描写の仕方もよかった。

Posted by ブクログ

2026/06/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書店の翻訳本コーナーに平積みされていたのは覚えていたんだけど、表紙の男性がずいぶんと真顔でなんか不気味だなー、と感じて手に取るまでには至らなかった。ここで謝罪しておきます。見た目で判断してすみませんでした。温かみもあり、バイオレンスな描写もあり、そしてキュンとする恋の予感もあるおもしろい小説でした。 先日参加させていただいた読書会で紹介された本なんですけど、その場で興味を持ち、買います宣言。そしたらその方が快く貸してくださったので、それに報いるためにも早速読ませていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。 先天的に脳の感情を司る器官の発達が未熟な主人公、それによって降りかかる周囲からの謂れのない非難や中傷、でも主人公は何も感じない。何も感じないなら本人にとってはそれが不幸なことであるという認識すらできない。だからといって幸せとは到底言えない。それでも生きる。それはなぜか。わからない。生物的な子孫繁栄のような理由ではなく、単体の人間として「生きる」ことの目的とは一体何なのだろうかと考えさせられた。 普段からサイコパスに憧れるとか、感情をなくしたいとか言ってる私だけど、実際にそうなることによって起こるトラブルやなんやを見てしまうと浅はかだったなぁとは思いますけど、結局なにも感じないなら関係ないのかなと思ったり。こればっかりは自分がそうなってみないとわからないからなー。 片や、感受性が豊かであるがゆえに多くのストレスを感じ、それを暴力的な衝動として発散させずにはいられない少年と主人公は出会う。 自分とは真逆なこの存在に主人公は初めて興味を示し、紆余曲折ありながらもつかず離れずといった親友のような関係を築く。しかしその素行の悪さのせいで周囲から負のレッテルを貼られ、その期待に応えるかのように荒んだ道を歩むその少年は一体どこまで落ちてしまうのか?対照的に描かれる2人の結末やいかに! 正反対の2人の友情物語でもあったんだな……。

Posted by ブクログ

2026/06/27

2020年の本屋大賞・翻訳小説部門第1位。 脳の扁桃体の異常で、感情というものがわからない高校生の主人公・ユンジェ。 祖母と母親が通り魔に襲われた時も、ユンジェは恐怖や怒りを感じることはありませんでした。 そんな彼は当然、クラスメイトからも浮いた存在。フラットに目立たず学校生活...

2020年の本屋大賞・翻訳小説部門第1位。 脳の扁桃体の異常で、感情というものがわからない高校生の主人公・ユンジェ。 祖母と母親が通り魔に襲われた時も、ユンジェは恐怖や怒りを感じることはありませんでした。 そんな彼は当然、クラスメイトからも浮いた存在。フラットに目立たず学校生活を送ろうと努めます。 ある日、ユンジェの家(古本屋)にやって来た人物。彼の頼み事を引き受けることから、彼の生活が少しずつ動いていきます。 生い立ちから複雑でいろいろくぐり抜けてきた同級生・ゴニとの出会い。出会い方が特殊で、それによって厄介者のゴニの抱える憤りもさらに伝わってきます。 常にトゲトゲのゴニとクールなユンジェのやり取りの変化や、走るのが大好きな女の子・ドラの存在もよかった。 何かによって突き動かされていくユンジェ、感情じゃないとしたら何なんだ、というところ。 そこでポイントとなるのが母親・祖母の言葉。どれもユンジェへの想いが詰まっていて、それをユンジェがちゃんと理解しよう、大事にしようというところも熱い。 ラストはびっくりポイントがいくつもあり、とりあえず納得しましたが…うーん。帯の煽り文句も相まって少ーし興ざめ。そういうものなんかなぁ、いい話ではあるけどなぁ。

Posted by ブクログ

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