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アーモンド の商品レビュー

4.1

585件のお客様レビュー

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    178

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/11/09

この本のテーマは愛です。 感情をあらわす事が出来ない障害をもつソン 友情や恋を体験し、心から変化していく。 愛とはなにか? 自分も愛をあたえられる人になりたいと思わせる小説です。

Posted byブクログ

2024/11/11

「ばあちゃん、どうしてみんな僕のこと変だって言うの?」 ばあちゃんは、突き出た口を引っ込めた。 「おまえが特別だからだろ。人っていうのは、自分たちと違う人間がいるのが許せないもんなんだよ。よしよし、うちのかわいい怪物や」 感情がわからず家族が通り魔に襲われても無表情で見つめてい...

「ばあちゃん、どうしてみんな僕のこと変だって言うの?」 ばあちゃんは、突き出た口を引っ込めた。 「おまえが特別だからだろ。人っていうのは、自分たちと違う人間がいるのが許せないもんなんだよ。よしよし、うちのかわいい怪物や」 感情がわからず家族が通り魔に襲われても無表情で見つめているだけだった主人公が、いろんな人と関わりながら成長していく。 わたしは一番大切な感情は愛だと思う。この世がもっと愛に溢れたら、おもいやりを持つことができたら、人の弱さも許しあえるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2024/10/18

最初から不穏な始まりに、あれ?良い話だと思って読んだのに??と思った。ゴニとの不思議な友情が芽生え始めてホッコリしつつも、最後には悲惨な終わり方になるんじゃないかと心配しながら読んだ。 2回目は気持ちを落ち着けて読めそう。

Posted byブクログ

2024/10/10

友達に勧められて出会った本。 単行本と文庫本、2回読みました。 誰もがある扁桃体(アーモンド)が生まれつき小さく感情の起状を感じることができない男の子(ユンジェ)のお話。彼が病院でくだされた診断は失感情症…。 ユンジェの母親は息子が学校や社会で変人扱いされないように、失感情症と...

友達に勧められて出会った本。 単行本と文庫本、2回読みました。 誰もがある扁桃体(アーモンド)が生まれつき小さく感情の起状を感じることができない男の子(ユンジェ)のお話。彼が病院でくだされた診断は失感情症…。 ユンジェの母親は息子が学校や社会で変人扱いされないように、失感情症ということが周りにバレないように、様々な方法で「感情」というものを学習させる。 しかし、あるクリスマスイブの夜に事件が起きる。 無差別殺傷事件…ユンジェの祖母は死に、母は命を取りとめたものの植物状態で長期入院となった。 そこからユンジェの第2の人生がスタート。 感情の起状を感じることができないユンジェはひとりで生きていくことは到底不可能である。ユンジェの母が以前から親しくしていた大人(シム博士)が物理的に援助してくれるものの、そうそう上手くは行かない。 しかしある時、ユンジェは自分とは真反対の性格で、深く暗い過去と激しい感情を持つ少年(ゴニ)と出逢う。 ゴニとの出逢いがきっかけでユンジェの感情は少しずつ、まじで1ミリずつ動き始めて、お互いの人生が大きく変わっていく…的な感じの愛ある成長物語。 他人の"表面上"だけを見てひとつのレッテルを貼り付けてたらだめだよ、"普通に"とか"みんなと同じように"生きることも大切だけどそれだけじゃないんだよって教えてくれる本でした!! ゆうちゃんオススメしてくれてありがとう♡

Posted byブクログ

2024/10/09

一時期話題になっていたのと、秋らしいカラーの表紙に惹かれ、借りてみた。 私は主に仕事で、常に悩んでいる…。たいそうな仕事をしているわけでは全くない。人からみれば小さなこと。でも夜も眠れなかったり、朝仕事に行くのがすごく憂鬱だったり、いつからか、仕事を楽しめない日々が続いている。 ...

一時期話題になっていたのと、秋らしいカラーの表紙に惹かれ、借りてみた。 私は主に仕事で、常に悩んでいる…。たいそうな仕事をしているわけでは全くない。人からみれば小さなこと。でも夜も眠れなかったり、朝仕事に行くのがすごく憂鬱だったり、いつからか、仕事を楽しめない日々が続いている。 そんな私にとって、感情がないユンジェは、人生イージーモードにも思えた。 でも感情がないからこそユンジェは自分や人を守ろうとすることができない。 悲しいから、怖いから、怒るから、自分や誰かをを守ったりできるんだ。私の人生損してる…と思わせるくらいのたくさんの悩みや悲しみたちは、私が私を守るため、脳が一生懸命悩んでるのかも。そう考えると、少しは愛しく思える。 終盤になるにつれ、感情について考えていくうちにユンジェが少しずつ愛を知って行くのが、うれしかった。 ユンジェやゴニは、どんな大人になっていくんだろう。どうか幸せでありますように。

Posted byブクログ

2024/09/24

淡々としていましたが、そのテンポがとても好きでした。 人の出会いや思いによって、少しずつ変化していく様子が丁寧に書かれていました。 競争社会は人によっては生きにくいですが、自分なりの幸せを見つかるといいなと思います。

Posted byブクログ

2024/09/22

読み始めたら止まらない。 主人公の心の変化が自分の心を同時に動かす。 最初も最後もなんならずっと感動させられるような話。愛、友情、家族いろいろなことを考えさせられる。 また、読みたい。

Posted byブクログ

2024/09/20

機内で読んだ韓国文学の『アーモンド』疾走感があってかなり面白かった。ちょうどNetflixで『MONSTER』を完走したばかりだったから、人間の業というか怪物性みたいなテーマ性もシンクロして一気読み。

Posted byブクログ

2024/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯に“愛によって変わる”とあったので 安心して読み進めたのに 主人公ユンジェの周りの人々の理解と無償愛があり過ぎて現実感がなく 物語としての深さを感じられなかった 救いを求めておいてリアルも求めてしまう 私が矛盾しているんだろうな 多分もう少し病気の種類が現実感のない 物語然としていたら どっぷりはまれたのかも 心の病気を持つ家族がいて 厳しい現実を知っているからかもしれない 扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳のユンジェは、目の前で家族が通り魔に襲われたときも、 無表情で見つめているだけだった。 そんな彼の前に、もう一人の“怪物ゴニ"が現れて

Posted byブクログ

2024/09/14

幼い頃から感情の表現ができず人の感情もわからない少年と、親とはぐれて不良に走った少年が、いわゆる普通の感情を持てるようになるまでの話。 残虐な個所は読み飛ばしたこともあり、正しい評価にはなっていないかもしれないが、自分たちが子どもを所有物化し、親が与えたミッションを子どもにに遂...

幼い頃から感情の表現ができず人の感情もわからない少年と、親とはぐれて不良に走った少年が、いわゆる普通の感情を持てるようになるまでの話。 残虐な個所は読み飛ばしたこともあり、正しい評価にはなっていないかもしれないが、自分たちが子どもを所有物化し、親が与えたミッションを子どもにに遂行させることを子育てというならば、後々どんな不幸が起こるかを考えさせられた。

Posted byブクログ