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メタモルフォーゼの縁側(3)
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メタモルフォーゼの縁側(3)

鶴谷香央理(著者)

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メタモルフォーゼの縁側(3)

858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/06/08
JAN 9784041082249
関連ワード鶴谷香央理 / 大人コミック

メタモルフォーゼの縁側(3)

¥858

商品レビュー

3.7

22件のお客様レビュー

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2025/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでいて、年齢、社会階級などの違いがいい方向へ作用する可能性に期待してしまう。 「また今度があるじゃない」という言葉の切なさ。雪さんの体力的な面でうららが気づかうこともわかるし、年齢的な面での「『今度』がちゃんと来るよね……?」と考えてしまうこともしてしまう。 花江さんの夫もいい人そうだ。「ユキさんはタフだよ」 雪さんの夫には工場の経営者のような信頼のおける友人がいたようだけど、雪さんにはそういった友人がいなかったんだろうか。「今じゃ嘘みたいだけど」という言葉には、うららをそういった友人だと思っていると受け取れるような含みがある。「女二人で盛り上がれる」。 『今日には今日のため 明日には明日のため 灯りがともる』このシーン好きだ。 「テレビの影響で断捨離に目覚めた」というようなことを言っているけど、花江の言葉の影響を考えずにはいられない。 ボウリングのタイミングで、うららは雪さんの 申込フォームのUIに入力していくコマと、うららと雪さんのやりとりをクロスオーバーさせるこの巻のラストは素晴らしかった。 Special Thanksに「書楽 阿佐ヶ谷店」とあった。阿佐ヶ谷在住時代に私の文化的な面を支えてくれた本屋だ。

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2024/11/09

老婆のメタモルフォーゼ回でした 冬コミの誘いを無かったことにした女オタクが、再び声かけるまでを描いた巻です 作中の商業BLがもつれるのに並行して、女オタクと老婆に距離があきます 縁を無かったことにするなと寄りを戻す商業BLを読んで号泣した女オタクは、老婆に冬コミに誘い直しました...

老婆のメタモルフォーゼ回でした 冬コミの誘いを無かったことにした女オタクが、再び声かけるまでを描いた巻です 作中の商業BLがもつれるのに並行して、女オタクと老婆に距離があきます 縁を無かったことにするなと寄りを戻す商業BLを読んで号泣した女オタクは、老婆に冬コミに誘い直しました 商業BLの展開は、女オタクと幼馴染の恋愛の比喩かと思っていたので、老婆との関係性を描いていたのはまさかでした 老婆夫婦に融資してもらっていた老人が出てきて、未亡人の過去も少し掘り下げられます 旦那たちが盛り上がってる横で冷めている老婆を描いたのち、部屋に明かりを灯してストーブを炊いて、花壇に苗を植えるという暖かさの描写を連続で入れていきます そして冬コミの誘いを食い気味に承諾するカットに、苗を差し込んで芽吹きを演出する表現は素晴らしかったです サークル申し込みのUIと縁側のカットバックからの冬コミ申し込みに、メタモルフォーゼを感じました 垢抜けない女オタクと、書道教室や融資相手の壮年男性たちから一目置かれる老婆の対比も良かったです 市野井さんが男たちを虜にしているので、魅力ある女性なのが伝わってきました 断捨離されていく縁側に寒気を感じたり、進路に教職を取ったり、刺激を受けていく女オタクもよかったです

Posted by ブクログ

2024/10/30

今回の年の差58才の友情は、ちょっと停滞ぎみ? おもに、歳下で高校生のうららの側の、事情や迷いによるものだけれど。 高校生らしい、進路のことを考えるともなく考えということもあり。 それよりも、歳上の雪のことを老人として思いやってしまったばかりに、一方的に気づまりになり。 雪...

今回の年の差58才の友情は、ちょっと停滞ぎみ? おもに、歳下で高校生のうららの側の、事情や迷いによるものだけれど。 高校生らしい、進路のことを考えるともなく考えということもあり。 それよりも、歳上の雪のことを老人として思いやってしまったばかりに、一方的に気づまりになり。 雪さんが、お豆を煮ながら、買い物に出るタイミングをはかったりするようす、よくわかります。 ひとりの生活だけれど、きちんと生活しようとするときもあり、体がついていかなくて、少し面倒に感じるときもあり。 でも、毎月の月刊誌の発売を楽しみにして、待ちながら当日を迎える、ワクワクも知っている。 そういうワクワクって、年齢があがると、なんだか普通のことになってしまう。 気にいった本や漫画をみつけても、すごく舞い上がったりしない。 ちょっぴり嬉しいけれど、その本を抱きしめたりしない。 だから、雪さんのように、新鮮な気持ちで向きあえるものができたら、いいなと思います。 うららさんの気持ちも吹っ切れたようで、つぎの4巻では、また盛りあがっていきそう。

Posted by ブクログ