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普通の人びと 増補 ホロコーストと第101警察予備大隊 ちくま学芸文庫
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普通の人びと 増補 ホロコーストと第101警察予備大隊 ちくま学芸文庫

クリストファー・R.ブラウニング(著者), 谷喬夫(訳者)

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普通の人びと 増補 ホロコーストと第101警察予備大隊 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2019/05/09
JAN 9784480099204

普通の人びと 増補

¥1,870

商品レビュー

4.1

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2025/08/21

「仲間から臆病者と思われたくない」「自分が殺さないと仲間の誰かが殺すことになり、その誰かに精神的負担を負わせてしまう」という理由で殺人者となってしまう、集団心理の弱さと恐ろしさ。 ユダヤ人殺害命令を最初に拒否した人たちの勇気は想像を絶する。自分だったら拒否できないかもしれない。 ...

「仲間から臆病者と思われたくない」「自分が殺さないと仲間の誰かが殺すことになり、その誰かに精神的負担を負わせてしまう」という理由で殺人者となってしまう、集団心理の弱さと恐ろしさ。 ユダヤ人殺害命令を最初に拒否した人たちの勇気は想像を絶する。自分だったら拒否できないかもしれない。 さて。 本書はいかにも翻訳という文章で硬い言い回しが多いが、内容は人間の集団心理について考えさせられる。 ただ、本書を何日かかって読むより、アメリカのスタンフォード大学で実際に行われたスタンフォード監獄実験(学生を看守役と囚人役に分けて行った心理学の実験)を描いた『es』というドイツ映画を観るほうが、本書で扱った「なぜ一般人が残虐性をあらわしていくのか」というテーマについて理解が早いと思う。 本書はたしかに興味深く読んだのだが、訳者あとがきにある「過去に南京やマニラなどでの大虐殺の加害者であったわれわれ日本人」という一文で、ため息が出る。 どんな戦地でも起こっていた一般人の殺害はなかったとは私も思わないが、南京の人口増加、死体がない、日本軍に虐殺するだけの人でも兵器もなかったなど、ナチのホロコーストと違って当時の検証から「南京大虐殺」は明らかに捏造だということがわかっている。 訳者は1947年生まれというから団塊の世代だ。このあたりの老害がいなくならない限り、日本はよくならないよなぁ。

Posted by ブクログ

2025/02/15

本当に考えさせらせるよね…。 ナチスといえば残虐で冷酷なサディストの集まりで悪魔的なイデオロギーのもとに歴史上類稀な事をやってのけた「純粋な悪」みたいなイメージだけど、じゃあ戦時中に日本や他の国が非人間的な振る舞いをしなかったのかというと違う。 戦争犯罪に加担した、ナチスに持つイ...

本当に考えさせらせるよね…。 ナチスといえば残虐で冷酷なサディストの集まりで悪魔的なイデオロギーのもとに歴史上類稀な事をやってのけた「純粋な悪」みたいなイメージだけど、じゃあ戦時中に日本や他の国が非人間的な振る舞いをしなかったのかというと違う。 戦争犯罪に加担した、ナチスに持つイメージのようなサイコパス的な人間は一部で、多くは「普通の人」。時代の流れや組織に所属する意識、そういうものに流され順応してしまう「普通の人」。 振り返れば本当に最低だな、と思うけどじゃあ実際また戦争が起こったり独裁者が現れたときに流されないでいられるのかと考えると「流されない」と言えない自分がいる…。 それに戦時中でなくても今現在、集団や組織の中でも起こっている事だと感じた。他人が辛い思いをしているのを「見ない」「無関心」、もしくは「無意識の差別意識」だったり。もちろんナチスがユダヤ人に対して行った事とは違うけど、本質的には同じような事が元になってて、人間の本質っていうのは悲しいかなこういうものなんだなとも思った。 「殺戮に直接関与することを免れたので、ーーー多くの犠牲者が出ているのだ、ということに気づいても、心を乱されることはなかったようである。視野に入らないことは心にも入らない、というのは本当だった。」(155頁)

Posted by ブクログ

2024/05/29

図書館で借りた。 『普通の人びと』と聞いて、何を思い浮かぶだろうか。表紙やサブタイトル「ホロコーストと第101警察予備大隊」となればピンとくる人は多いだろう。第2次世界大戦のナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺に関するドキュメンタリー・レポートだ。 当然ながら楽しい話やウキウキする話...

図書館で借りた。 『普通の人びと』と聞いて、何を思い浮かぶだろうか。表紙やサブタイトル「ホロコーストと第101警察予備大隊」となればピンとくる人は多いだろう。第2次世界大戦のナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺に関するドキュメンタリー・レポートだ。 当然ながら楽しい話やウキウキする話ではない。生々しく、悲劇的な歴史だ。 ざっくりとユダヤ人虐殺について知っていることはあっても、具体的な中身について知らない人も多いのではないだろうか。アウシュビッツという名の強制収容所があったことくらいは私も知っていたが、それ以上は知らなかった。 私がこの本から得られた発見は、ナチス側の一担当から見た観点。意外と警備は薄かったりだとか、トップのアイヒマン以下、どのようにこなしていたのかというのを薄っすら感じとることができた。実行側であっても、人間模様があることは留めておきたいものだ。それこそ2024年現在、「ロシア・ロシア人は全員悪者である」という偏見を持ってはいけない。 負の歴史ではあるが、教養として知っておきたい事項の一つ。

Posted by ブクログ