商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2019/04/25 |
JAN | 9784750515847 |
- 書籍
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今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由
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今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由
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商品レビュー
3.5
14件のお客様レビュー
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ソーシャルメディア。これを断つべき理由を述べた本である。 過食症や拒食症というアディクション(中毒症状)がある。この2つがやっかいなのは「食べない」と死んでしまうということ。つまり、どちらにも傾かないで良いところをにおちつかせる必要がある。 本書が弱い点は上記の様に本来解くべきことに向き合っていないこと。「SNSを使わない」という選択肢がとれない。そんな場合であればより適切な使い方を提言してほしかった。 とはいえ、10の提言はどれも大事である。こころにとめてつきあっていく。それが今できることなのだろう。
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ジャロン・ラニアー氏はシリコンバレーの人間でありながら、シリコンバレーがもたらす負の側面を鋭く指摘するというユニークな立場にある論者です。著者名を見て迷わず購入しましたが、結果としてはとても満足しています。ただおそらく米国の読者層を念頭に置いているためか、トランプ政権への批判や前...
ジャロン・ラニアー氏はシリコンバレーの人間でありながら、シリコンバレーがもたらす負の側面を鋭く指摘するというユニークな立場にある論者です。著者名を見て迷わず購入しましたが、結果としてはとても満足しています。ただおそらく米国の読者層を念頭に置いているためか、トランプ政権への批判や前回の大統領選挙でのフェイスブックやロシア政府の関与など、米国人でないとラニアー氏が誰を批判しているのかよくわからないだろうな、という個所はいくつかありました。 ラニアー氏は本書の中で、ソーシャルメディアの中でも、悪質な類のプラットフォームをBUMMER(バマー)と呼んでいます。これはBehavior of Users Modified, and Made into an Empire for Rent(ユーザーの行動修正を売り物とし、使用料をとって一大企業帝国を築くシステム)プラットフォームという意味です。 本書の中でも述べられていますが、必ずしもすべてのデジタル・プラットフォームがそうではなく、要点としては「広告収入を唯一もしくは主要な収入源としている」プラットフォームがBUMMERに該当します。広告収入を唯一の収入にするということは、広告主こそが顧客であり、ユーザーは広告主に与えられるエサのような存在となります。広告主が「こうなってほしい(わが社の商品を買ってほしい、こういう行動をとってほしい)」と思うように、ユーザーを操作・誘導するようにBUMMERは動くからです。興味深かったのは、リンクトインのように経済的な動機が主要なプラットフォームでは(注:求職者と求人者を結びつける)、BUMMERになりづらいということです。つまり純粋に「ソーシャル」なメディアほど悪質なプラットフォームになりやすい、むしろ経済的な要素が含まれているプラットフォームの方が参加者の行動が抑制される(愚かな発言をしない)、というパラドクス的な主張は面白いと思いました。またこれはラニアー氏の主要な主張なのですが、広告収入ではなくユーザーがこれらのプラットフォームにわずかでもいいので使用料を払うべきである、そうすることによって、ユーザー自身が顧客になれば、BUMMERはその影響力を弱めるだろう、ということで私は個人的には強く共感できる主張でした。全般通じてかなり偏ってはいるのですが(つまりSNSの闇の部分に焦点を当てすぎている)、最終的に同意できないとしても、多くの人が彼の主張に耳を傾ける価値はあると思います。
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私が批判しているのは力関係であり、真実とは何かを論じているわけではない。 理由4 ソーシャルメディアは真実を歪めるから より ある組織に教えられた、というだけの理由で何かを信じることは、その組織に自分の知力を譲り渡してしまうことだ。 理由10 ソーシャルメディアはあなたの心を嫌っているから より 少し読むのが遅かったかなと思いつつも読了。真新しい話というよりかは、感じていた違和感の補足や言語化、みたいな印象。 近年、SNSでのイジメやメンタルヘルスの問題、フェイクニュース、選挙における広告効果などネットワーク関連のニュースが多かったので、とりあえず手にとった次第。 昨年、Netflixの『監視資本主義』や『The Great Hack』などを観て関心のあった問題でした。年代によっては特に必要としていない人もいますが、10-30代の人は意識して関わる必要があるかな、という認識でした。ですが、問題意識は案外若い人の方がしっかりしているような気もしていて、現代の親世代に位置する人の方がソーシャルメディアの接し方は危ういように思えます。 頭の良し悪しに関わらず陰謀論にはまってしまう人はいますし、Qアノンを見ても指差して馬鹿にできるほど楽観視もできません。分断の種、願望の連鎖、不都合なものから延々と目を逸らし続けるようにならないようにありたいものです。 削除するのが難しいなら、期間を決めて距離をとるくらいでもいいんじゃないかな、と思いました。昔はテレビがないと話題についていけない感じでしたが、現代は多すぎて追いつけないものはたくさんあります。その中で自分の意識と言葉を持って豊かに生きていけばいいように思いました。 最後にNetflixから引用。TwitterかFacebookの社員の人が自分の子どもには絶対にソーシャルメディアをやらせないと真顔で話していたのが印象的でした。 タダでその商品を使っているなら君がその商品だ 道具はただ静かに存在し使われるのを待つ 道具じゃないものは要求してくる 誘惑し操り何かを引き出そうとする 道具としてのテクノロジーから中毒と操作の技術に移行したんだ そこだよ ソーシャルメディアは道具じゃない 監視資本主義より
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