商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/04/26 |
JAN | 9784101237367 |
- 書籍
- 文庫
明るい夜に出かけて
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
明るい夜に出かけて
¥781
在庫なし
商品レビュー
3.8
161件のお客様レビュー
これがANNの話だと知らずに手に取ったけど、わたしはANNリスナーなので、楽しんで読みました。 アルピーのANNをいまはリアルタイムで聞くことができない、ってことだけがいまの心残り。 ラジオを通して描かれる、ある青年の成長物語。 ある壁にぶちあたっていた青年が、ハガキ職人との出会...
これがANNの話だと知らずに手に取ったけど、わたしはANNリスナーなので、楽しんで読みました。 アルピーのANNをいまはリアルタイムで聞くことができない、ってことだけがいまの心残り。 ラジオを通して描かれる、ある青年の成長物語。 ある壁にぶちあたっていた青年が、ハガキ職人との出会いや、コンビニでのアルバイトを通して、ちょっとずつ、前向きになっていく。 舞台化もしていて、ニッポン放送でCM流れてるなあと思ったら、ラジオの話だったのね。知らなかった〜。 これを読んで、ラジオを聞く人が増えたら嬉しい。
Posted by
主人公の俺、という一人称で進められる小説。久々な感じで新鮮だった。そのせいかテンポもよく、他の登場人物たちもキャラが良い。はがき職人を題材にしていて、芸人のオールナイトニッポンの話などが細かく描写されている。私自身は聞いたことがないけれど、聞いているかのように感じるリアル感が、な...
主人公の俺、という一人称で進められる小説。久々な感じで新鮮だった。そのせいかテンポもよく、他の登場人物たちもキャラが良い。はがき職人を題材にしていて、芸人のオールナイトニッポンの話などが細かく描写されている。私自身は聞いたことがないけれど、聞いているかのように感じるリアル感が、なせる技だと思った。同じ著者で、落語をテーマにした「しゃべれどもしゃべれども」という小説もあるが、同じように、題材がリアルだった。一つの題材に対して、すごく愛を持って取材されて、本にされてるのが伝わる感じがした。それは恩田陸さんもそういう感じがするけれど、佐藤多佳子さんはまた違ったテイストだと感じる。 また登場人物たちに会いたい、と思う小説だった。 個人的には佐古田が大好きになった。
Posted by
深夜ラジオを聴く人なら入り込みやすい作品。周囲との関係やネットに振り回されながら生きていく若者の、悶々とした気持ちがしっかり描写されている青春小説。 一昔前のネット知識を持っていないといまいちピンとこない描写が多く、人を選ぶかもしれない。
Posted by