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人喰い ロックフェラー失踪事件 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ3-8
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人喰い ロックフェラー失踪事件 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ3-8

カール・ホフマン(著者), 古屋美登里(訳者), 奥野克巳

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人喰い ロックフェラー失踪事件 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ3-8

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2019/04/01
JAN 9784750515731

商品レビュー

3.8

22件のお客様レビュー

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2023/12/31

首狩りとカニバリズム目的だけで読み始めたけどめっちゃくちゃ興味深いことがいっぱい載ってる 道徳基準のちがい 人間を殺すのが悪か、精霊の意志に背くのが悪か プリミティブアートすげぇわ 民族、信念、習慣おもしれぇ 私は、何よりも自分が怖れているのは私自身の恐怖に他ならないことがわ...

首狩りとカニバリズム目的だけで読み始めたけどめっちゃくちゃ興味深いことがいっぱい載ってる 道徳基準のちがい 人間を殺すのが悪か、精霊の意志に背くのが悪か プリミティブアートすげぇわ 民族、信念、習慣おもしれぇ 私は、何よりも自分が怖れているのは私自身の恐怖に他ならないことがわかっていた カール・ホフマンかっちぇー! 沈黙は金、じゃつまらんもんなぁ

Posted by ブクログ

2023/09/05

1961年、首狩り族と噂される部族に殺され食べられた(!)と言われるロックフェラー家の子息、マイケル失踪の真実を追ったノンフィクション。題名に比して残酷な描写は少なく、むしろ著者が得た真相には、異文化コミュニケーションについて色々と考えさせられました。

Posted by ブクログ

2023/02/10

1961年11月20日、オランダ領ニューギニア沖(当時)でそれは 起きた。オランダ人の人類学者とアメリカ人の青年が乗ったボートの エンジンに不具合が発生した。 同乗していた現地案内人は助けを求める為に陸地を目指して 泳いで行ってしまった。残されたふたりはボート内で待機して いた...

1961年11月20日、オランダ領ニューギニア沖(当時)でそれは 起きた。オランダ人の人類学者とアメリカ人の青年が乗ったボートの エンジンに不具合が発生した。 同乗していた現地案内人は助けを求める為に陸地を目指して 泳いで行ってしまった。残されたふたりはボート内で待機して いたが、アメリカ人青年は案内人の帰還を待ち切れずに空き缶を 浮き輪代わりにして海へ飛び込んだ。 彼の姿が確認されたのはこれが最後であり、後々、衝撃的なニュース となって世界を駆け巡った。 何故なら、行方不明になったアメリカ人青年は世界の大富豪である ロックフェラー一族の一員であったからだ。 マイケル・ロックフェラー。父親はニューヨーク知事であり、後に はアメリカ副大統領となった。その後継者であるマイケルは、所謂 「プリミティブ・アート」に魅せられ、その収集の為に現地を訪れて いた先での事故だった。 ロックフェラー家の公式発表では海難事故とされているが、この 行方不明事件には長らく不穏な噂が絶えなかった。 マイケルが収集していたのは、ニューギニアの未開の地に暮らす アスマット族の人々の生活用品だったからだ。 アスマット族は「首狩り族」と言われ、人喰いをすると言われる 人々である。 著者は当時の資料に当たり、現地の言葉を習得し、現地を訪問し、 限られた期間ではあるがアスマット族と生活を共にして、何故、 マイケルは「喰われたのか」を理解しようとする。 アスマット族を理解しようとする著者には好感を持つ。それと同じ 感情を、失踪当時のマイケルは持ち合わせていたのか?が気になる のだよね。 アスマット族が神聖な儀式に使用していた柱さえ、僅かな対価で 手に入れているのだから。そこに、恵まれた出自から来る「驕り」 があったのではないだろうか。 勿論、それだけがマイケルがアスマット族に殺害された理由には ならないだろう。マイケルが現地に赴いたタイミングも悪かった。 他部族との戦いがあり、オランダ人宣教師との衝突もあったのだ から。 カニバリズムはタブーである。よく、「人喰い」をテーマにした 書籍などに書かれていることだが、それさえも文明に頼って生きる 世界の人々の風習・文化の軽視なのではないかと思う。 とか書くと「人の命をなんだと思っているんだ」と怒る人もいるの だろうな。 「未開の部族」と呼ぶことさえ、文明世界の驕りだと思ってしまう のだよね。 本書はそんなことまで考えさせてくれる良書である。

Posted by ブクログ

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