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火星無期懲役 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2019/04/03 |
JAN | 9784150122263 |
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火星無期懲役
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火星無期懲役
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商品レビュー
3.4
17件のお客様レビュー
やっぱり地球って大切だなぁ~。 空気も水も大地の恵みも、「有る」ということは奇跡なんだ。 「火星の人」の小説・映画の成功に触発された出版社が、作家にオファーしてできた小説、と、訳者あとがきに記されている。 そのせいか、どちらかというとミステリーやサスペンスといった要素の強い、比...
やっぱり地球って大切だなぁ~。 空気も水も大地の恵みも、「有る」ということは奇跡なんだ。 「火星の人」の小説・映画の成功に触発された出版社が、作家にオファーしてできた小説、と、訳者あとがきに記されている。 そのせいか、どちらかというとミステリーやサスペンスといった要素の強い、比較的わかりやすい筋立てのSF小説で、80年代ハリウッドのアクションパニック映画を見ているよう。 章ごとにフォントを変えて記録されたXO社関連の記事や社内メモ等には、本筋を補完する情報に溢れているが、時間経過がバラバラなため、読書中は少し理解しにくい(読み終わってからその部分だけ再読すると、もう少し理解できた)。 原題は“One Way”(片道切符) 邦題の「火星無期懲役」の方が、断然いい。
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先に読むのは”火星の人”にして。 こちらは、秋に片足残したくらいの 平日、仕事切り上げた午後。 そぼふる雨に吹かれながら読むのがいい。 3億キロの距離も、 幾分かは近くなっている様な心持ちは 私だけか。
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生徒(中学生)が推薦していた図書。 息子にドラックを売りつけていた売人を射殺した罪で懲役120年を宣告されたフランクは、刑務所で無為に過ごすのではなく、新しい環境で「働き、生甲斐を感じることができる」場所への移動を承諾して契約書にサインします。 その場所とは火星。民間企業が宇宙開...
生徒(中学生)が推薦していた図書。 息子にドラックを売りつけていた売人を射殺した罪で懲役120年を宣告されたフランクは、刑務所で無為に過ごすのではなく、新しい環境で「働き、生甲斐を感じることができる」場所への移動を承諾して契約書にサインします。 その場所とは火星。民間企業が宇宙開発を担うなか、NASAの宇宙飛行士が火星に降り立つ前に、彼らが使う基地を組み立てるのが、フランクたち長期服役囚の仕事になりました。 自主性や自由はある程度認められているものの、火星というどこにも逃げ場のない環境、少人数の閉ざされた人間関係など、正常な精神を保つことに困難を伴う状況の中で、次々にクルーが死亡するという事件が起こります。 犯人はだれなのか。 ミステリとSFが融合した作品で、読みごたえはありますがやや冗長な印象も受けました。 火星という、いわば「エンタテイメント」のない環境の退屈さや主人公たちクルーの無力感・徒労感をうまく表現している、ということなのかもしれませんが…… SFの要素(専門的な描写や宇宙についての物理・天文の知識が要求される部分)は想像していたよりも少なく、理系の素養がない私にとってはありがたい部分もありましたが、ラストシーンへ向かうところは急展開で、ハラハラさせられる、というよりも「結論ありき」でそこに向けてねじ込んだようにも感じられます。
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