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「古今和歌集」の創造力
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「古今和歌集」の創造力
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
以前読んでまたもう一度読み直しています 今回は線を引いてメモを取ってしっかり読み込みました 古今和歌集は源氏物語や万葉集と違って解説本が極端に少ないためとても貴重です
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一度に全ては理解できないような高度な深い内容。 何度も再読しながら、古今集の奥深さを理解していきたい、そんな作品。 古今集は現代人の私たちにとっても、創造性に満ちた興味深いもの、と著者は言う。決して古くさくない、と。 現代日本人の季節感や人生観のベースとなっているだろう、古今...
一度に全ては理解できないような高度な深い内容。 何度も再読しながら、古今集の奥深さを理解していきたい、そんな作品。 古今集は現代人の私たちにとっても、創造性に満ちた興味深いもの、と著者は言う。決して古くさくない、と。 現代日本人の季節感や人生観のベースとなっているだろう、古今集。この本と巡り合ったことをきっかけにして、古今集そのものを読んでみたい。 古今集成立について、紀貫之のはたした役割が決定的である。彼は、和歌の収集、取捨選択、分類、配列。作業を通して、和歌とは何かを分析。並行して自作歌を据えている。 古今集の歌には〈型〉が存在する。自然を把握する〈型〉が人の心にかたちを与える、それを歌にする。それによって、かくあるべき四季を歌う。〈型〉は、万葉集などの日本古来のもの、中国の漢詩由来のもの、がある。 古今集の多くの歌が、平仮名の広がりと定着の時期に詠まれている。 業平の歌は、〈型〉を破る。「ことば」になりきれなかった「こころ」が空隙から漏れ出している。 「あとがき」を読んで、この本が著者の古今和歌集研究の集大成であったことがわかる。人生を古今集研究に捧げている、研究者の渾身の作品。 古今和歌集そのものを読み、ときどきこの本にたち戻ってみたい。
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古今和歌集の成立に関する説、撰者の編集にかけた工夫、枕詞や序詞や見立てなどのレトリック、古今和歌集を軸に見た和歌史などについて触れていて、和歌そのものへの理解が深まったし面白い。
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