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誰も農業を知らない
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誰も農業を知らない
¥1,980
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商品レビュー
3.7
20件のお客様レビュー
農業は複雑多様で、農業を取り巻く情勢も常に変化するので、非農家だけでなく農家自身も、農業のあるべき姿や農政のとるべき方針を知らない。だから勉強せよ、という主張は理解、賛同できた。 文章のつながりがよく分からなかったり、例として出している事象の説明が十分でなかったり、自分が浅学だか...
農業は複雑多様で、農業を取り巻く情勢も常に変化するので、非農家だけでなく農家自身も、農業のあるべき姿や農政のとるべき方針を知らない。だから勉強せよ、という主張は理解、賛同できた。 文章のつながりがよく分からなかったり、例として出している事象の説明が十分でなかったり、自分が浅学だからかもしれないが全体的に読みづらかった。
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20241108046 現在の農業について様々な視点から検討をしている。課題や論点の整理に役立った。
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実際に農業に携わったことのある有識者などおらず、農業の幅が広すぎるために農業を営む筆者ですら農業全体のことなどわからないという、ちゃぶ台返しから入る本書は、巷間言われる俗説をほぼ全て否定する。 いわく、農薬、遺伝子組換えは危険、農地は集約して大規模化すべし、農水省は無能、農家は...
実際に農業に携わったことのある有識者などおらず、農業の幅が広すぎるために農業を営む筆者ですら農業全体のことなどわからないという、ちゃぶ台返しから入る本書は、巷間言われる俗説をほぼ全て否定する。 いわく、農薬、遺伝子組換えは危険、農地は集約して大規模化すべし、農水省は無能、農家はビジネス感覚がない等々。 日本列島の土壌はむしろ農業向きでその気になれば4億人程度を養うコメの生産が可能だという指摘には勇気づけられる。 農業の6次産業化などは農業経済学者の東畑精一がほぼ一世紀前(1936年!)に唱えた論説の劣化版に過ぎずその精神は農協で実現された、作物価格の下落に最も弱いのは大規模化した農家、農協に必要なのは選択と集中ではなく、全国津々浦々に広がる拠点と農家との繫がりを活かした多角化など、目からウロコのことばかり。 巷で成功と言われるいくつかの事例の功罪についても具体的な根拠を持って触れられていて、説得力がある。 加えて移民問題、再生可能エネルギーによる環境破壊、地方創生の逆説など、5年以上前の本とは思えない先見性もあり、視野の広さとはこういうことかと思わされる。
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