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雨上がり月霞む夜
1,760円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2018/11/17 |
| JAN | 9784120051395 |
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雨上がり月霞む夜
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商品レビュー
3.8
25件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
雨月物語は読んだことがない。 だがそれでも充分に面白い。 ここからネタバレ↓↓ 「我の強い者は、そのぶん孤独も深まる」 この一文が肝だったと感じる。 私の話になるが、既婚者でありながら度々苛まれる孤独感を相手のせいにしており、そうかなるほど結局は自我の強さが原因だったかと、かなり痛く言葉が刺さった。 登場人物はどれも孤独という共通点がある。 中でも一番切なかったのは『修羅の時』の悠然の息子、三十郎だ。 若殿の悠之進を毒殺したと謀反の疑いを掛けられ逃げた父。 命を受け、父を探し出し切腹せよと迫る息子。 そんな場面ですら父はこのまま死んだら若殿に顔向け出来ぬと悠之進を一番に想う。 その時の三十郎の心情は描かれていないが、自分より悠之進を大事に想う父親にどれだけ傷付けられたか。 悠然の身勝手な心持ちに腹が立った。 悠之進、悠之進と一番近くに居るはずの家族の事を何も思い遣っておらず、そんな父と一緒に居た三十郎の孤独さは私の孤独感と重なるところがあり、余計に同情してしまった。 一話一話に身勝手な人物が登場するが、この悠然が一番身勝手だと感じたのは同情ゆえか。
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香具波志庵に居候している秋成と、庵にすむ雨月とは幼馴染である。そこへ妖の子兎、遊戯が同居することになる。読み進めていくうちに、雨月は人ではない?と思い始めるのだが、顛末は最終章に。中盤からは、雨月の望みが何か気になって仕方ない。 遊戯にボロクソに言われながらも、日々まっとうに迷い...
香具波志庵に居候している秋成と、庵にすむ雨月とは幼馴染である。そこへ妖の子兎、遊戯が同居することになる。読み進めていくうちに、雨月は人ではない?と思い始めるのだが、顛末は最終章に。中盤からは、雨月の望みが何か気になって仕方ない。 遊戯にボロクソに言われながらも、日々まっとうに迷いながら生きる秋成と、悟り切ったような雨月の対比も面白い。ラストでタイトルの意味と繋がり納得。あちらとこちらの境目の物語。
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単に「月」とタイトルにあること、妖が出てくること。そこに惹かれて読み始めたが。。 文体があわないのか? リズムが違うのか? 読むのに時間がかかってしまったな。。 途中、何度となく辞めようか?と思ったりしたが、なんとなく、最後まで読んでみたい。という思いもあり、それが勝った。 が...
単に「月」とタイトルにあること、妖が出てくること。そこに惹かれて読み始めたが。。 文体があわないのか? リズムが違うのか? 読むのに時間がかかってしまったな。。 途中、何度となく辞めようか?と思ったりしたが、なんとなく、最後まで読んでみたい。という思いもあり、それが勝った。 が、残り3分の2くらいで、一気にリズムに乗れた感。 あの読めない期間はなんだったのだろう。。 これ、「雨月物語」を実際に読んでいたら、始めから楽しめただろうな。。 それが少しもったいなさを感じる。 口の悪い遊戯。 でも、この妖、結構好きだな。。 雨月から委任された見守り役。 もしかしたら、今も、「雨月様の物語がこんな形で世に出ている。さすがは雨月様!」と、思っているのかしら?
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